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09月07日-02号

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  1. 西海市議会 2021-09-07
    09月07日-02号


    取得元: 西海市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 3年  9月 定例会(第3回)     令和3年第3回西海市議会定例会議事日程(第2号)                        令和3年9月7日(火)                        午前10時開会日程第1 市政一般質問(通告順位1番から4番まで)         令和3年度第3回西海市議会定例会会議録                              (第2号)招集年月日    令和3年9月3日招集の場所    西海市議会議場開会(開議)   9月7日 午前10時00分 宣告(第5日)応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員(凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不応招 ▲◯公務欠席     1 片山智弘   ◯     10 杉山誠治   ◯     2 渕瀬栄子   ◯     11 小嶋俊樹   ◯     3 西川勝則   ◯     12 平野直幸   ◯     4 荒木吉登   ◯     13 渡辺督郎   ◯     5 永田良一   ◯     14 戸浦善彦   ◯     6 平井満洋   ◯     15 佐嘉田敏雄  ◯     7 打田 清   ◯     16 浅田直幸   ▲     8 田川正毅   ◯     17 朝長隆洋   ◯     9 百岳一彦   ◯     18 宮本一昭   ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長          杉澤泰彦   環境政策課長      山本誠治  副市長         松川久和   福祉課長        林 浩之  総務部長        山添秀士   こども課長       浅山康成  総務部次長       川原進一   長寿介護課長      菊先知子  総務部次長       瀬川初浩   農林課長        高見 司  さいかい力創造部長   村野幸喜   建設課長        江口秀樹  さいかい力創造部次長  山口 潤   上水道課長       濱川治彦  市民環境部長      今村史朗   教育長         渡邊久範  保健福祉部長      平尾満明   教育次長        山口英文  西海ブランド振興部長  辻野秀樹   学校教育課長      楠本正信  建設部長        野田章則  水道部長        宮本 守  統括総合支所長     植田智子  防災基地対策課長    藤木弘法  政策企画課長      山下幸一  企業立地課長      朝長新吾職務のため出席した者の職氏名  事務局長        下田昭博   書記          樫山祐次  書記          岩永志保   書記          門崎直人     午前10時00分 開議 ○議長(宮本一昭) おはようございます。ただいまの出席議員数は17人です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 16番、浅田直幸議員から病気療養のため、本日から9月10日までの期間において開かれる会議を欠席する旨の届けがあっておりますので、報告します。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 △日程第1 一般質問 ○議長(宮本一昭) 日程第1、市政一般質問を行います。 通告順に質問を許可します。 初めに、4番、荒木吉登議員の質問を許可します。 なお、4番、荒木吉登議員一般質問において、資料を映写しての質問を許可しておりますので、報告します。4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) 〔登壇〕おはようございます。4番、創生会の荒木でございます。本日は一般質問初日、また1番目ということで、大変恐縮ながら質問をさせていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。 なかなか収束がつかないコロナ禍の中で、西海市のワクチン接種が2回打てた方は約5割ほどが済んでいるようでございますが、残りのワクチン接種も本当に早いところで済ませていただき、安心した日常が取り戻せるようにお願いを申し上げたいと思っております。 それから先月、8月に大変なる豪雨に見舞われました。我が市においても、大変なる損害を受けたわけでございます。その中でも、貴いお二人の女性の命が奪われました。本当に悔やんでも悔み切れない気持ちでございますが、心より哀悼の意を表します。 このように、50年や100年に一度というような、よく耳にするようなこの頃になったんですけれども、もはやそういう状況じゃなくて、今後、そういった風雨に対しては、大変な更新をするような災害が出てくるということ、その中で防災対策とかいろんな、各種、中で連携を取ってやられていること、非常にそういったことでありがたいんですが、今回、その中でも、やはり現実にそういったものに遭遇したときの対応ということ、そういった連携をした中で、詰めの甘さというのが今回見えてきた。これは本当に今後、防災対策としてしっかりと有効に生かしていただきたいというものが願いでございます。 それから今回、個人においても市民の皆さん方の被害が大変多いようでございます。 その中で、やはり個人的には負担が巨額過ぎる、そういった工事も必要なところも出てきます。そういった意味では、やはり私有地等、個人的にはなかなか、そういった支援等ができないというのは承知でございますけれども、このような豪雨の中で被害を受けられております。何らかの形で救援策ということをご検討いただくようなことでお願いを申し上げたいというふうに思っております。よろしくお願いを申し上げたいと思います。 それでは、私の質問、3項目あります。質問をさせていただきたいと思います。 まずは、1項目めでございます。 パールテクノ西海への企業誘致の取組状況についてでございますが、現在、2区画、2.3ヘクタールが未分譲となっている西彼町風早郷のパールテクノ西海について、本年6月の定例市議会における私の一般質問に対し、市長から喫緊の課題であるとの認識とともに、今後は県内企業の情報を有する地元金融機関との連携を図りつつ、県外だけではなく、県内企業事業所増設も視野に取り組むこと、及び製造業だけにとらわれず、様々な業種を対象に取り組むといった考えが示され、その際、私からも長崎県産業振興財団との連携はもとより、市が主体的に取り組むことの必要性についても指摘をしたところでございます。これらの経過を踏まえ、市としてどう取り組んでこられたのか、その後の経過を伺います。 2番目でございます。市内道路の管理状況等についてでございますけれども、本市の北の玄関口である西彼町北部と、長崎市中心部を結ぶ国道206号線は、西海市を南北に縦断し、本市の観光や産業振興の基盤となる重要な幹線道路であるが、近年は長期にわたり雑草が生い茂った状況が見受けられます。 また、市道についても支障木や倒木の除去など、対応を要する箇所が多く見られます。通行者の不便のほか、周囲の景観を損ない、本市のイメージ低下も危惧されることもあって、そこで、次の点について伺います。 1番目、道路管理者である長崎県では、国道206号線の除草作業について、年間を通じてどのような計画で実施され、愛護団体やボランティア等による除草作業はどの程度実施されているのか伺います。また、市として、県に対し国道206号線の管理に関してどのような要望や働きかけを行っているのか伺います。 2番目でございます。年々、異常気象により風雨が強くなり、市道には、倒木や落葉等により通行に支障を来している箇所や、側溝に土砂が堆積した箇所も多く見受けられるが、市ではどのようにこれらの現場を把握し、今後どのように対応するのか、考えを伺います。 3番目、国道206号線から西彼総合支所前の駐車場への入口には、路面に駐車場へ誘導する区分線がなく、特に進入時の判断には気を遣う。事故防止のため、運転者に分かりやすい路面標示等を整備する必要があると思うが、考えを伺います。 それから、3番目でございます。 山間部の入り組んだ場所での消火活動に関する対策について。 本市には、山奥の入り組んだ場所にある民家が多く、火災発生の際に進入路が狭隘で、消防自動車等緊急自動車の通行が困難な場所が存在し、消火活動にも大きな支障になると思われます。 そこで、次の点について伺います。 1番目でございます。入り組んだ場所にある民家で火災が発生した場合、目的地に最短で到着するための最新の位置及び道路状況を迅速に情報提供できるシステムは備わっているのか伺います。 2番目でございます。入り組んだ場所にあり、道路状況も悪い現場を想定した消火訓練は行われているのか伺います。 3番目でございます。軽消防自動車が導入されているが、搭載仕様及び活用上の利点や課題、今後の導入予定を伺います。 以上でございます。答弁の後に質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕皆さんおはようございます。本日から3日間、一般質問、1日休会が入りましたけれども、この3日間よろしくお願いいたします。 荒木議員の1問目、パールテクノ西海への企業誘致の取組状況についてのご質問にお答えいたします。 令和3年第2回定例会で、長崎県産業振興財団との連携はもとより、市が主体的に企業誘致に取り組む必要性があると指摘した上で、その後の経過について伺うとのご質問ですが、本市においては、これまで長崎県産業振興財団と連携し、企業誘致を進めてまいりました。 長崎県産業振興財団は、本市のみならず、県内の各自治体とも連携しており、長年の企業誘致活動の実績で、多種多様な企業を把握し、企業誘致のノウハウが蓄積されております。 また、長崎県内の地場企業と県外企業との取引に関するマッチングも行っていることから、県内外の企業情報を多く持つ同財団との連携は、これまでどおり必要であると考えております。 議員ご指摘のとおり、市が主体的に取り組むことも企業誘致の効果が得られることは十分認識しており、これまでも関東市人会や関西市人会を通じての誘致活動や、長崎県産業振興財団以外からの情報提供による案件については、市は主体的に取り組んでおります。 また、地元金融機関などへ情報提供をお願いし、県外企業のみではなく、県内企業の増設も視野に入れながら企業誘致を展開していくと答弁いたしましたが、その後、地元金融機関パールテクノ西海の概要について、インフラの整備状況や企業立地奨励条例に基づく優遇制度を説明し、県内で増設の予定がある製造業はもとより、製造業以外の企業についても情報提供いただくようお願いいたしたところであります。 金融機関からは、新型コロナウイルス発生で、県内企業も投資意欲は低下しているなどの指摘がありましたが、今後情報が入り次第、ご紹介いただくこととしております。 新型コロナウイルスの発生で誘致活動もままならない状況ですが、経済情勢を見極めつつ、市が主体となって独自の企業誘致活動を組み入れ、また、立地可能性が高い有望な企業については私自身セールスを行い、残り2区画、2.3ヘクタールへの早期立地に向けて全力で取り組んでまいります。 次に、2問目の市内道路の管理状況等についてのご質問にお答えいたします。 まず1点目の国道206号線の状況等について伺うとのご質問ですが、県が管理しております国道206号における除草工事は、例年8月頃実施する計画で発注を進めていますが、今年度は入札不調により未実施でありましたが、現在は受託業者が決定し、10月末までには完了する予定と説明を受けております。 また、愛護団体などボランティア活動実績につきましては、昨年度累計で18団体、20回の活動を行った報告があったことの回答がございました。 そのほか、年間を通じ道路パトロールを行い、道路の異状発見に努め、風水害、降雪時における通行確保のため道路障害物の除去や融雪作業を行っているとのことでありました。 市といたしましても、重要な路線である国道206号の安全な通行や景観確保のため、県に対し、市民からの声を届けるとともに、道路管理における情報共有や協議を行い、それぞれ管理すべき道路の保全に努めているところであります。 次に、2点目の異常気象後の道路状況の把握と対応についてとのご質問ですが、8月11日からの豪雨の際は、行政区長をはじめ、市民の方々から道路等に関する情報提供をいただき、厚くお礼を申し上げます。 今回のように、建設課職員による道路をはじめとする管理施設のパトロールや、利用者や地域の方々から情報提供していただくことで現場の把握を行っております。 調査の結果、早急な対応が必要なもののうち、軽微な箇所は建設課作業員で行い、それ以外については、市内業者等に依頼し対応をしております。 議員のご質問にあります倒木や落ち葉の除去、側溝への土砂堆積などは建設課作業員により対応しておりますが、西海市には1,276路線、約940キロメートルの市道があり、全ての状態を常時把握することは困難な状況であります。今後も、お気づきの箇所などご連絡いただければ対応していきたいと考えております。 次に、3点目の西彼総合支所前の国道からの進入についてとのご質問ですが、国道206号内バス停車帯と推測いたします。 この区域は、県の管理となっていましたので相談したところ、今後、関係者と協議の上、利用者の安全に配慮した対応を行うとの回答を得ているところであります。 次に、3問目の山間部の入り組んだ場所での消火活動に関する対策についてのご質問にお答えいたします。 まず、1点目の目的地に最短で到着するための情報提供システムについてのご質問ですが、本市の消防団独自にはそのようなシステムは備わっておりませんが、本市が消防業務を委託している佐世保市消防局の指令システムにおきましては、火災等の通報があった際、通報に使用した電話番号等から通報した位置を取得し、地図上に位置を示すシステムになっていることから、火災発生箇所の大まかな位置を把握することができるようになっております。 本市消防団におきましても、市内で発生した火災につきましては、佐世保市消防局から火災発生の情報がシステムに登録した消防団員のメールアドレスに送られるようになっており、火災の内容のほかにも地図情報が併せて送られてきますので、大まかな位置を把握することができるため、迅速に現地に向かうことができます。 しかしながら、道路状況に関しましては、その時々で変化している状況を把握することができないため、その情報は提供されておりません。 次に、2点目の入り組んだ道路状況も悪い現場を想定した消火訓練の実施についてのご質問ですが、西海市にお住まいの方の中には、山間部や入り組んだところで生活されている方がおられ、積載車が進入できない箇所や、消火水利から離れている場所で生活されている方もおられます。 そのような場所における消火活動を想定した訓練としましては、方面団ごとあるいは分団ごとに年に1回から2回程度、ホース延長訓練小型動力ポンプの連結訓練などを実施しております。 次に、3点目の軽消防自動車の搭載仕様及び活用上の利点や課題及び今後の導入予定についてのご質問ですが、本市消防団に配備している小型動力ポンプ付積載車のベースとなる車両には普通自動車と軽自動車があります。普通自動車と軽自動車の積載車の装備につきましては、装備品の種類や個数は同じであります。 活用上の利点や課題につきましては、まず軽自動車の利点として、軽自動車の積載車は購入金額が普通自動車よりも安価であるということ、そのほかには、車体が小さいため、普通自動車より狭い箇所まで進入できるということが挙げられます。 次に、課題として、軽自動車のほうが搭乗できる人数が少ないことや、登坂能力も低いということが挙げられます。 現在、軽自動車の小型動力ポンプ付積載車は、崎戸方面団の分団にだけ13台を配備している状況です。ほかの分団につきましては、管轄区域の地形の状況等も異なることから、分団の意見を聞きながら配備について検討してまいりたいと考えます。 以上で、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) それでは、再質問させていただきたいと思いますが、まずパールテクノ西海についてでございます。 前回の質問の折に、私、株式会社モトオさんの雇用人数を確認させていただいたんですけれども、今の時点の正式な雇用人数、それと、西海市在住の方がどれだけの割合を占めているのか。それと、本市としてその支援、サポートについて、どのような状況で雇用確保に努められているのか、その辺ちょっとお伺いをします。 ○議長(宮本一昭) 企業立地課長。 ◎企業立地課長(朝長新吾) ただいまのご質問ですが、直近の雇用人数と、西海市在住の数については、今資料を持ち合わせておりませんので、後ほどお答えさせていただきます。 それと、市雇用に対する支援ということなんですけど、例年、商工観光のほうと連携をしまして、市内の高校に企業説明会とかに参加していただいたりしていますが、去年からコロナウイルスの発生で、対面での実施ができなくて、ガイドブックを作ったりして支援を行っているところです。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) この雇用は、株式会社モトオさんは40名ほどの地元からの雇用ということで掲げております。その点について、やはり市のほうもしっかりとしたその都度の、雇用の人員の確認をしていただいて、やはり株式会社モトオさんの掲げた40名というのをしっかりと目標としていけば、市のためにもなるわけですね。お互いの両者の利益のためにもいいし、しかしそれを、なかなかその連携を図ってやるんだけれども、なかなかうまくいかないというのは、なかなかいかがなものかと思うんですよね。だから詰めたところ、やはり毎日毎日とはいかないですけれども、その状況、感覚を置いてどうなのかということ、それは株式会社モトオさんの努力もあります。しかしながら、市の受け入れた、本市のそういった責任も重大になってくるかと思います。これはしっかりとやっていただきたいと思いますが、どうですか、担当部長。 ○議長(宮本一昭) さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(村野幸喜) 雇用状況でございますけれども、直近といいますか、今年の3月末現在では22人、株式会社モトオ様の全体計画、議員仰せのとおり、5年間で40名ということで計画はされております。株式会社モトオ様のほうとは、我々も年1回は確実に、こういった雇用関係につきましては確認をしております。 今後の見通しでございますけれども、株式会社モトオ様のほうは昨年度までは順調に発注もあったというふうに伺っております。ただ、コロナの関係もありまして、状況的には、直近では若干落ちているというふうなこともお聞きしております。 雇用関係につきましては、議員も多分ご存じかと思うんですけれども、なかなか日本人の雇用が取れないというところの話があっておりまして、現在、外国人の雇用も含めて従業員の確保に当たっているというふうに聞いております。 先ほど課長が言いましたとおり、我々も雇用の部分については大事なことだと考えております。できるだけ西海市の若者を採用いただきたいという思いもございますので、地元の高校を中心に、雇用の会社の説明会、あとオンラインを使ったPR、そういったものも毎年やっているところでございますので、これに加えて、もっと積極的に実施してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) その件については、本当にしっかりと進めていただきたいというふうに思うわけでございます。これはちょっとここで終わります。 問題は取組なんですよね。私が6月の一般質問で初めて私質問させていただいて、このパールテクノ西海については、私も本当にこれは喫緊の課題というようなことで取り組んでいかなければならないということで質問させていただいたんですよね。 今までいろんな質問があったと思うんですけど、私にとっては6月が最初のスタート、これからだということで自分自身決めて動いているんですけれども、今3箇月たったんです。この感覚、3箇月をどうとらえるかということなんですね。まだ3箇月じゃないか。もう3箇月だよという感覚、私はもう3箇月だと思います。3箇月あれば状況的に今コロナの影響もありますけれども、状況的には何らかの形が変わっている。そういうような状況が見られるかと思います。市としては、言われたように細々、地元金融機関の情報とか、連携を取りながらやられている。そういったことはこの前答弁でいただいたとおりやっていただいているんですが、やはりどうしても立地条件が合わないということがあって、じゃ、その立地条件に合う企業をどうして取り入れていくかと、そこのところまで突き詰めていく。ですから、やはり営業的な推進方法というのもちょっと考えていただきたいなと思うんですよ。 一般企業であれば、例えば、営業の方々は毎日推進、営業します。そこで成果を出さなければいけない。そういった中で、毎日日報を書きながら、課題点があり反省点があれば、それをまた修正して、また推進に臨むわけですね。そうして、会社の達成をして会社を立てていく、そしてお給料をもらって、家族を養っていくというような一般の企業のやり方というか、そういった方向性は本当にもうすばらしいものです。 しかしながら、行政として、状況は違うとしても、やはりやり方は同じだと思うんですね。せめて毎日とは言いませんけれども、半月とか1箇月ごと、どういった今、市長が言われた答弁の中で、十分こう連携を図って、3箇月、今、情報提供を求めて言われたのか分かりませんけれども、6月定例会が終わってすぐにそういったことを言われたか分かりませんけれども、その時間の経過時間がある。そこでどうなのかということ。どうしてもやっぱりそういった立地条件が合わない。合わなければ、立地条件が合う企業をどうにかして探さなければならない、ここがやはり一つのセールスポイントだと思います。 市長が私自身セールスを行いということはありますけれども、市長も多忙な毎日でございます。なかなかそれも簡単なものじゃないです。これは特推チームとかは、当初はなかったんでしょうか。 ○議長(宮本一昭) さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(村野幸喜) これまでの企業誘致の本市の取組でございますけれども、西海市のほうから、工業団地造成に当たって、その造成期間中から職員を先ほど申し上げた産業振興財団のほうに派遣しておりました。この期間としては約8年程度でございます。これは少しでも西海市のほうに呼び込む、パールテクノ西海のほうに企業を誘致するという目的で派遣をしておったところでございます。 といいますのも、先ほどから議員が仰せのとおり、職員が毎日のように外に営業に行くというのはちょっと難しい状況にございますので、財団であれば誘致が目的でございますので、派遣された職員も営業マンとして全国に飛び回っていたというふうな実績がございます。 ただ、そう言いながらもちょっとなかなか誘致まで至らなかったというのが現状でございまして、産業振興財団の何といいますか、取組も徐々に変化してきたということもあったことから、派遣を取りやめたというふうな内容になっております。連携を図りながらということで、現在は進めているという状況でございます。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員
    ◆4番(荒木吉登) とにかくこういった企業誘致に関しては、本当に早い時点で誘致をし、雇用を促進していかなければならない状況です。 今言ったように、ここがいろんな形の中でやられているんですけれども、成果ということを考えるとなかなか上がらない。ここにやっぱり問題がある。ここをしっかりと抑えながら次の推進をやっていくということで、私的には少し言ったように特推チームもしっかりとつくり上げて、今後の新しい形の中で推進方法というのを考えていただきたい。その件についてはどうですか、市長、意気込みをよろしくお願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) これから人員確保につきましては、非常に今、定数条例の中で進めているわけでございますけれども、急に対策チームというのは、これは人的に考えなければならないと思いますけれども、ただこの企業誘致だけではなくて、やはりこれから新しい産業をつくっていかなければならないという思いもございますので、それも総合的に企業を誘致する、そしてまた、企業をこの西海市の中でつくり上げていくという観点では、これからそういうチームも必要になってくるであろうというふうに考えております。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) そのように進めていただきたいという思いです。 そこをなぜ私が言うのかというと、月単位なり、そういったものをしっかりと把握して、結果を出して、その結果によってどう進むかということ、そういった高速道路とか、あるいは空港が近くない、インフラが駄目だと、そういった立地条件に合わないという条件が多いようでございます。ただ、自然の中で、水と電気があればうちは大丈夫よと言われるところもあると思うので、そういった観点もしながら、いろんな視野を広げながら、そして、これが本当に雇用誘致としてふさわしいのかというのも最終的に考えながら、先に進んでいかなければいけない問題だと思いますので、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 それでは、次に道路関係に行きますが、書画カメラをお願いいたしたいと思いますが。 ○議長(宮本一昭) 答弁漏れがあります。企業立地課長。 ◎企業立地課長(朝長新吾) 株式会社モトオさんの雇用状況を把握しておらず、誠に申し訳ございませんでした。 8月末時点なんですけど、西海工場で総勢29名ですね。そのうち、西海市民が14名となっております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) ありがとうございました。 それでは次、道路整備についてでございますけれども、書画カメラをお願いいたします。 こういった206号線なんですけど、草がご存じのように生えております。 それから、こういう状態、ボランティアなんかで、別途、花とかもプランターに植えてあるんですが、そのほかのところは街路樹のところに草が生えているというような状態、看板は消しておりますので、よろしくお願いします。 それから、これが歩道でございますね。こういった状態、国道沿いの206号線、主にこれは西彼総合支所の近辺でございます。これは一部であって、全体ほとんど206号線は、こういうふうな状況が多いんですよね。そういった状況で、やはり今、状況を聞いたんですけれども、これは年に1回だけなんですかね。 ○議長(宮本一昭) 野田建設部長。 ◎建設部長(野田章則) お答えします。 大瀬戸土木維持管理事務所においては、除草については年に1回というふうに聞いております。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) 1回というのは、なかなか景観的にも維持するのが大変だと思います。これは全国的、実際の中ではこれが一番ネックになっていたりとか、大体8月に予定をされていたのがずれたりとか、一番8月は帰省客があったりとか、観光も来たりとかいろんなものがあって、一番その生い茂ったときを景観をよくするということがベストだろうと思うんですね。でも、私が見ているところでは、もうほとんどずっとこういった生えっ放しの状況があって、いかがなものかと思ったんですね。 これは私、議員になって初めて--初めてというか、ずっとこういった指摘を市民から受けました。もう今回は質問しようということで言わせていただいたんですけれども、市民の皆さん方からそういった区長さんからも、恐らく区長会でも出ていると思います。 それで、私の佐世保とか、長崎の知人が通る、もちろん国道206号を利用して行きますので、そのたびに言われます。草はどうなっているのか。金のなかとねとか言われます。でも管轄が違いますので、なかなかそれは難しいところですけど、ただ、やはりよそから見た感覚というのは、そういう感覚じゃないですね。西海市として見られる。恐らく華やかな状況のとき、オランダ村とかあった時代とか、そういったものを想像しながら皆さん方やはり言うんだと思うんですね。指摘をされていることは、多分、嫌みじゃないと思うんですね。やっぱり昔を見ているから、そんな状況をつくってほしいと、そういったよその他市からそういったご指摘をいただく。だから、これは管轄的にどうしても管轄外であっても、どうにか西海市でもできないのかということが一番肝腎なことだと思います。 これは要望とか、いろんなことをされておられる。その要望にもしっかりとした要望をして、その先が結果が出るような要望というのも欲しいんだと思います。この件に関して、ちょっと時間がないのであんまり言いません。取りあえずこういった生い茂った状態、8月であればもう絶対8月に、そういった除草作業をしていただくということをお願いしたいと思います。 それと、道路アダプト事業の中で、平成27年に西海市総合計画の中で58団体という形であって、今年で65団体であるんですけれども、これは実際、この数字のとおり推移して、そして、この数字がどれだけこういったものを緩和できる状態なのか、ちょっとお聞きをします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。建設課長。 ◎建設課長(江口秀樹) 先ほどの荒木議員のアダプトの活動についての件にお答えします。 今回、長崎県のほうからは、先ほどの実績としましては、累計で18団体、20回の実績があったということだけしかちょっと伺っておりません。 ただ、県の活動のほかに、市の団体がありまして、市の団体につきましては、令和元年度で登録団体数が43団体、活動団体が9団体、活動回数は27回とやっておりますが、これは大体、ほとんど市道になっております。国道につきましては、なかなか活動ができていないという状況であるということを回答させていただきます。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) なかなか限界があって、うまくいかないというのはもう承知ですけれども、何しろ他市からの玄関口であって、大事なところだと思うんですね。これから、新しいまちづくりということであれば、地方創生も考えた中では、裾野からそういったものをきちっとやっていく。もちろん事業的には、大瀬戸は今、発電事業で力を入れています。あと、崎戸はダイヤソルトさんとか、あるいは大島造船所、しっかりとこれも進めていかなければならない問題ですけれども、その中において、やはり初歩的なこういったもの、市民がやっぱりみんなそろってこういうこと、これをやはりどうにか市としてクリアをしていくような状態をつくっていただきたいというのがあります。 それと今回、私もぜひこれはお願いになるんですけれども、先ほども歩道を見ていただいた。この歩道がずっとこういう状態が、私、議員になって見ているんですけれども、全然変わらないんですよ。西彼総合支所の前も歩道がありますけれども、そこも草が生えていて、途中でもう多くなって通れないという状態になっています。そういったものを見ると、やっぱりこれから高齢化時代の中で、免許返納というのが出てきます。免許返納をしたときに、1日の生活スタイルをクリアするためには、スマイルワゴンとか、公共のバスとかタクシーとかあるんですけれども、ただそれだけじゃなくて、どうしても今、ここの時間に利用して行きたいときには、セニアカー、電動の4輪車がありますね。そういったものを活用して乗っていらっしゃる方もおられます。私の知人の方でも国道を乗っていらっしゃる方がいるんですね。やっぱり自分の好きなときに行ける、でも草が生い茂ったりとか、そういった歩道があんまりよくないということ、これも県管轄の状況であっても、やはり西海市の地面に属しているところですから、設置しているところですから、これはしっかりと考えていかなきゃ。これがお年寄りにやさしいまちづくりということじゃないかなと思います。 もう一つ言わせてもらえば、市長の言われる市民目線というのが、これこそそうだろうという感じがします。そこは早急にどうにか対策をして、やはり高齢者の方々、あるいは歩行の方々がスムーズに行けるような状態、今、人口が減っていて通らないだろう、あるいはコロナで観光客が減って通らないだろうという安易な気持ちじゃいけません。やはり学校の通学で通っている子どもたちもいます。そういったことを考えると。 それと同時に、何といいますか、グリーンベルトですけれども、そういったものも通学路とか、子どもとか歩道がないところにそういったものを設けてやってあります。そこも側溝とか、あるいはのり面から草が生えて、いつ刈るのかなという状態、やはり子どもたちが、そういった通学に関しても、これはちょっと問題があるのかなという、そういった景観もあります。交差点とか、そういったところに設けてある。そこでやはり草が生い茂って景観が悪くて、あるいは見通しが悪いというのもよく聞きますので、そういったものは、本当に皆さん方が生活的に通っている道路、道ですから、ここは何とかして、交通に不便のないような状況をつくり上げていただきたいというのが、今回、ちょっと私は思うんですが、これは特に子どもたちの通学に関してはどうでしょうか、教育委員会の方にお聞きします。 ○議長(宮本一昭) 渡邊教育長。 ◎教育長(渡邊久範) 通学路につきましては、毎年西海市の通学路交通安全プログラムというプログラムで、各地区から、そういう箇所がないかどうか、上がってきたところに対してはそれぞれ対応しておりますけれども、除草については、その時期に上がってくれば対応できると思いますが、時期が大体4月、5月なんですけれども、それから外れてくるとなかなか地域でされているところもあると思うんですが、なかなか対応できていないところがございます。 しかし、先ほどのグリーンベルトとか、そういう路肩が危ないとか、そういうことについては、このプログラムで上がってきたところについては対応できるようになっております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今のご指摘をいただきまして、総合支所前の歩道とか、そういうところにつきましては、やはり西海市の顔ということもございますので、対応できる部分は対応していきたいと思っております。 ただ、あそこの国道沿いは通行量が多いということで、なかなか地元の方々に発注してもなかなか受けていただけないというような状況もございます。それはまた無理にこちらも発注をかけられないというような状況もあることをご理解いただければというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) それも一番市民の皆さん方から聞くことでありますので、今、代わって質問させていただいたんですけれども、やはり一歩先、これから詰めてそれをどうするかというのをしっかりとつくっていただきたい。 そこともう一つ、その歩道関係、セニアカーを今持って利用されている方が、ちょうどこれは固有名詞を言いますけれども、私の部落の白似田というバス停があります。そこから琴海の境のところまで200メートルぐらいありますかね。そこが歩道も何もない、非常に危険なところなんですね。白似田とか、平原とかありますけれども、そういった人たちはほとんど市を越えて、ニュー琴海病院があります。そこに行く方が多いんですよ。そうすると、スマイルワゴンは市外に行かない、公共のバスを利用していく、時間を待たなきゃいけない。セニアカーを利用してある方は、行きたいんだけれども、もう危なくて行けないと。ここはちょっと以前から気になっていたところなんですけれども、いわゆる高齢化になって、そういったセニアカーを使う状況になると、これはまさしくそういった状況が必要ではないかと。そこがないために、隣の病院に行けないということがあるんですよね。もちろん、それは市内の病院とかも利用される方もおられますけれども、そういった方も非常に不安に思っていらっしゃる方がいますので、そこはしっかりと、今後どうやって進めていくのかという最終的な進め方をちょっとお聞きします。 ○議長(宮本一昭) 野田建設部長。 ◎建設部長(野田章則) 先ほどからお話が出ております支所前の歩道、これの除草とか伐採につきましては、8月中に入札が終わっておりまして、業者は決定しているというふうに聞いております。今、着手準備にかかっていると思います。完了時期までは聞いておりませんけど、支所付近の歩道の伐採、剪定については、近々実施されるものというふうに考えております。 それ以外にもお話がありました市道関係の除草につきましても、常に年間を通じて草がない状況というのはなかなか難しい状態にあります。ただし、通行に支障のあるところ、例えば、子どもたちが歩道を歩く際に車道にはみ出したりとか、そういった状況があるようでしたら、その辺、連絡いただければ、部分的にでも解消していくということは、市道、県道、国道問わず対応していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) いろいろと課題はあると思うんですが、先に進んでいくというような認識でよろしゅうございますか。 ちょっと時間もなくなってしまったんですけれども、1点いきます。書画カメラをお願いしたいと思います。 これは支所前の状況です。広いんですが、区分線がないので、手前が支所で、それから国道206号が前にあるんですけど、やはり人それぞれ、やはりそういった区分線がないと、右に出てくる人が左に停まって出ていったり、あるいは左に行く人が右に停まったり、真ん中に停まったりとかして、そうすると対向車が来た車がなかなか難しいと。 だから、何度も言いますけど、高齢者ドライバーがおりますので、そういった中で、やはりちょっと見やすいようなものができたらいいかなということで、答弁にもありましたように、そういったものを検討するということでしたので、これはちょっとよろしくお願いしたいというふうに思っております。 それでは、次に行きますけれども、また書画カメラを続けてお願いします。 これはいわゆる市道です。これは私の部落のところを撮ったんですけど、こういった落ち葉があります。 初めのうちはいいんですけど、多くなっていくとだんだん取れなくなって、ブロワーなんかでもふかしてやっているんですけれども、最終的には取れない。これを何で言うのかというと、せっかくの市道の幅員が有効的に使われていないということ、離合とかするときに滑ってしまう。制動力もなくなってしまって、事故につながる可能性があるので、これもやっぱり高齢者ドライバーが多々おられますので、そういった形の中で定期的にやられております。しかしながら、なかなか間に合わないことがありますので、これはやっぱりこれからはしっかりと考えていかなければならない問題なのかなというふうに思っております。 それともう一つ、問題なのはこういうところなんですね。市道の側溝に土砂が堆積しております。今回の大雨で気づいたことというか、前から気づいていたんですけれども、これがどうしても流れていかないので、ここから水があふれてくる。そして、そのあふれた水はすごいことになっているんです。私も軽トラでその道を大雨のときに行ってみたんですけど、あふれた水は道にどっと流れてくる。そして、自動車のハンドルをとられてしまうという状況があるので、これはやっぱり早急的に除草作業をやられていますけれども、こういったものもしっかりとやっていく面がある。一生懸命やられてなかなか追っつかないことは重々分かるんですけど、ここをどうしていくかなんですね。愛護団体含めて、ボランティア含めてやられて、うちの近くにも一生懸命、個人的にやられている方もおられるんですね。しかしながら、それでも足りない。だから、やはりそこをどうやっていくかということ。これが市道とかが民家の上にあって、そして、水があふれて流れてくる。それが民家の裏に流れてきてどうもこうもならないというところがあって、そういった不安を持っている方もおられるんですね。 だから、せめてそういうところを早く把握していただいてやっていく、これがこれからの雨対策、そうしないと状況が、本当に雨が多く降ったから仕方ないよと言われるけれども、本当にここが除去されてきれいになっていれば、本当は流れたかもしれない。そういった今後の、掃除しても駄目だった、じゃ、これは改良すべき点があるよねということまで含めた中で、1回全部、結構件数がありましたけれども、要所的な、やはり民家にあふれてくるようなところ、こういったところは早速に除去作業をやって、水が流れるような状況をつくっていただきたい。これが本当に市民のお願いというか、要望もたくさんありますので、この件に関して、どう進んでいきますか、ちょっとお伺いします。 ○議長(宮本一昭) 野田建設部長。 ◎建設部長(野田章則) 今、写真を見せていただいたところの管理については、もう管理できていないというのは申し訳ありません。 今後につきまして、このような状況の箇所がありましたら、連絡いただければ、早急に対応していきたいというふうに考えております。申し訳ありません。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) とにかく今までそういった流れの中できたんですね。じゃ、今からは違うんだという感覚を、意識を持って、行政の方々も我々も持って、そして連携を持ってどうやるべきかというのをしっかり考えていくことが大事だと思います。 いろんなその事業の進め方というのは分かりますけど、こういった生活も一般、裾野の市民の皆さん方が一番感じていること、こういったことをクリアできなければ、市が強固なものとは言えないと思うんですね。そこはしっかりと進めていただきたいというふうに思っております。 なかなか時間が過ぎてしまっているんですけれども、そして最後になりましたけれども、消防、消火活動についてでございます。 私が一番聞きたいのは、今災害がありました。決壊箇所がたくさんあります。今、火事が起きた、緊急事態が起きたときに、どういった対応ができるかということです。これは未曽有の中でどうしようもないことだと言われればそうかもしれません。しかしながら、これからはそれが続くんです。ですから、そういったものもしっかりつくっていかなければならない。そういった意味では、これは本当にしっかりとしていただきたい。もし火事があった場合に、佐世保消防署と協定を組んで、連携をとってやっているということでございますけれども、やはり地元の分団、方面団の方々も、地元は把握していると思うんですね。 ただ、今の状況で、例えば迂回路とか、一本道しかないというところが、今どういうふうな状態になっているのか。緊急自動車が来るときに、そういったシステム、いろんな情報システムを備えていても、今の現状のところは多分お伝えできないと思います。だから、そこを市独自としてそういったものを何とかシステムをつくって、例えば緊急自動車が来るときに、そこの情報提供をしたとき、ここが倒木によって通れない、あるいは決壊している、じゃ、こうやっていこうかと、そういったものを最短でできるようなシステムというのを、ぜひこれから先のことを考えてやっていただきたいと思います。 もう本当に私、入り組んだ民家の方々とお会いするときがあるんですけれども、まずは火事が起きたときにどうするのかなと思って、結局、水利はどこなのかということまで見たりとか、そうすると分からないんですよね、水利がどこにあるか。消防団の方は分かっていると思うんですけど、そういったことも含めながら、今回は全て私、防災的なものを、そういった市民の安全をしっかりと守っていくようなことをご質問させていただきました。本当にこれは市民の皆さんの切なる思いでございます。いろいろと進める事業等もあられると思うんですけれども、そこはしっかりと今後からそういった防災対策をこしらえていくというようなことをしていきたい。もうこれは最終的に聞きます。市長、もう全般的において、今回、どのような形の中で進めていかれるかお伺いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今回の大雨の被害につきましては、本当に私も衝撃を受けております。そして、私の公約の中にも、災害に強いまちということをうたっております。 これが言うに増して、どれだけこれが難しいかということを改めて感じさせられました。 今、議員がご指摘のこの山間部の道路の問題もまさにそのとおりだと思います。その辺で、じゃ、どうやってこれを少しでも解決していくかということになりますと、道路自体がどういうふうに曲がって、入っていっているかというのが把握できないというのが現実としてあります。そういう中で今、道路についてのアプリを何とか導入できないか、そして、そこから位置情報と共に、どの場所でというのが把握できるような形を、今、導入に向けて進めているところでございますので、一つでも災害に対して、大きな被害が起こらないような、そういうまちづくりを進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 4番、荒木吉登議員。 ◆4番(荒木吉登) 本当に今、市長の気持ちを酌みたいと思いますけれども、とにかく私の思い、市民の皆さん方の思いでございますので、しっかりとこの先の改めた防災対策も含めた、道路整備を含めて進めていただきたいというふうに思っております。 なかなか拙い質問でございましたけれども、これで私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(宮本一昭) これで荒木吉登議員一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。11時10分まで。     午前10時59分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(宮本一昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。 なお、報道機関より撮影の申出があっておりますので、これを許可します。 次に、2番、渕瀬栄子議員の質問を許可します。 なお、2番、渕瀬栄子議員の一般質問において資料の配付を許可していますので、報告します。2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 〔登壇〕皆さんおはようございます。日本共産党の渕瀬栄子です。質問に入ります前に、8月の記録的な大雨により、亡くなられました方々に心より哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。 それでは、市民の代表として通告しておりました6項目についてお聞きします。 第1項目めとして、本市における児童発達支援及び放課後等デイサービスにおいて待機者がいると聞いています。令和3年3月に策定された西海市第2期障がい児福祉計画には、児童発達支援事業等の増設を検討するとありますが、待機者の早期解消に向けた取組が行われているのか、現状についてお聞きします。 第2項目めとして、西海市立大島児童館では、児童福祉法の理念に基づく役割に加え、地域子育て支援拠点事業、放課後児童健全事業、ファミリーサポートセンター事業が実施されていますが、施設は耐震補強が未実施で老朽化も進んでいます。早急に施設の安全性を高め、子育て支援の活動に支障を来さないよう改修等を行う必要があると思いますが、いかがお考えでしょうか。 第3項目めとして、子どもの貧困対策について。 長崎県が平成31年4月25日に公表した子どもの生活に関する実態調査の調査結果では、本市の子どもの貧困率は14.0%となっており、県全体の11.2%を上回っています。 そこで、1点目として、学校の健康診断で要受診と診断されたものの受診できていない児童・生徒について、その要因が貧困であると考えられる場合、どのような対応が取られているでしょうか。 2点目として、貧困により生理用品が購入できないことが社会問題となっており、その解消に向けた取組が始まっています。本市においても、学校のトイレにトイレットペーパーと同様に生理用品を備えることができないでしょうか。 第4項目めとして、大瀬戸町板浦郷うんげ地区の河川整備促進について。 大瀬戸町板浦行政区から、平成28年5月に提出された板浦郷うんげ地区の河川整備促進についての要望に対し、市からは、要望箇所については、整備検討区間とすると回答されています。それから約5年が経過しましたが、いまだ整備されず、昨年の大雨時にも被害が出ており、心配であるとの声が寄せられました。これまでの対応と整備に向けての進捗状況についてお聞きします。 第5項目めとして、市有墓地について。 市長は、令和3年度の施政方針で、市内に散在する墓地に係る調査並びに分筆・測量を実施し、市有墓地化を進めるとの考えを示されていますが、既に市有墓地化された墓地の整備に関しても多くの課題があると考えます。 例えば、大瀬戸町福島西墓地では、のり肩が沈下し墓石が傾いたり、墓石の周囲に設置されている塀の一部に亀裂が入るなどしており、大瀬戸町福島東墓地(向島墓地)では、墓地に通じる進入道路の路肩が崩れ、土のうが積まれている状態にあり、付近に住む住民は台風接近などのたびに避難している状況にあります。既に市有墓地となっている墓地についても十分な調査を行い、整備を進める必要があると思いますが、いかがお考えでしょうか。 第6項目めとして、西彼保健福祉センター遊湯館の防犯対策について。 本年7月に西彼保健福祉センター遊湯館において、女性から入浴中に盗撮されたとの被害届が提出される事案が発生しています。過去にも同様の事案があったと聞いていますが、現在、施設内外の防犯のため、どのような対策が取られているのかと通告しておりました。 その後、西彼保健福祉センター遊湯館の指定管理を受けている事業者のパート職員が、盗撮したことを認め、被疑者として警察から取り調べられていることが判明しました。市内外の多くの方々から親しまれ、利用されている本市の公共施設において盗撮事件が起こる。しかも、内部の職員が勤務時間中に起こした事態に対してどのような対応を取られているのか、伺います。 以上、明確な答弁を求めます。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕渕瀬議員の1問目、児童発達支援及び放課後等デイサービスについてのご質問にお答えいたします。 まず、西海市内での事業所数でありますが、未就学児が対象の児童発達支援事業が西彼町に1事業所、小学生から18歳までが対象の放課後等デイサービス事業が西彼町に2事業所、大瀬戸町に1事業所ございます。これら4事業者の全てが、長崎市を拠点とする社会福祉法人三恵会が運営しております。 次に、待機者数でございますが、8月25日現在、児童発達支援事業が23名、放課後等デイサービス事業が7名となっております。 待機者の早期解消に向けた取組が行われているのかとのご質問ですが、本市では、西海市第2期障がい児福祉計画に児童発達支援事業所等の増設を検討すると記載しており、待機者の早期解消に向けて大変重要な課題だと考え、昨年12月頃から随時、市と三恵会とで協議を重ねてまいりました。 その結果、まずは待機者が多い児童発達支援事業を市からの業務委託として開設する方向で意見が一致し、場所につきましては同事業が整備されていない大島地区に、建物については3月末に閉園した旧間瀬保育所を利用することで合意いたしました。 今後は、県へ事業所の申請手続等を行い、12月1日、開所予定で準備を進めているところであります。 定員につきましては10名の予定ですが、週1回の利用となっておりますので、最大50名の利用が可能となる見込みです。 なお、今回の開設に併せて、本定例会の議案第36号では西海市児童発達支援館の設置及び管理に関する条例の制定についてと、補正予算において業務委託費と旧間瀬保育所の改修工事費等について審議をお願いすることとしております。 次に、2問目の西海市立大島児童館についてのご質問にお答えします。 大島児童館は、昭和63年4月に地域の児童に健全な遊び場を与えて、その健康を増進し、情操を豊かにすることを目的に開設された児童厚生施設であり、西海市社会福祉協議会が指定管理者として管理運営を行っています。 また、本児童館では、その目的を果たすとともに、地域の児童福祉の充実を図るため、指定管理者が市の補助を受けて、放課後児童健全育成事業及び地域子育て支援拠点事業を実施しており、さらには、市からの委託により、ファミリーサポートセンター事業も実施しております。 このようなことから、大島児童館は地域の子育て支援の拠点として年間延べ9,000名以上の子どもやその保護者により利用されておりますが、築41年が経過しております。 施設の修繕につきましては、協定により、維持管理のための軽微な修繕は指定管理者が実施することとしておりますが、それだけでは十分でないため、市も毎年度のように修繕を実施しております。今年度も、植栽の伐採を予定しているところであり、今後も、必要性の高い箇所から順次修繕を行い、地域の子育て活動の拠点として機能の維持に努めてまいります。 なお、3問目につきましては教育長から答弁させていただきます。 次に、4番目のうんげ地区河川整備の進捗状況についてのご質問にお答えします。 大瀬戸町瀬戸板浦郷にある、うんげ地区河川については、瀬戸板浦行政区より、平成28年5月24日付け、板浦郷うんげ地区の河川の整備促進についてとして要望書の提出があり、翌月15日に回答しております。 回答内容につきましては、整備を計画すること及び地権者の同意書の追加提出が必要なことを回答し、同年10月25日受付で地権者の同意書が提出されております。 そのため、ほかの河川事業との進捗を鑑み、平成30年度新規事業化を計画いたしましたが、施工中であった別河川の進捗を図るため、事業化は見送っております。 その後、河川の経過観察を行う中で、現在実施している河川改修事業に組み入れながら、早急に老朽化した石積み箇所や洗掘された箇所を補修することで河川保全に努める計画としております。 次に、5問目、市有墓地についてのご質問にお答えします。 既に市有墓地となっている墓地についても十分な調査を行い、整備を進める必要があると思うがとのご質問ですが、議員ご指摘の福島西墓地、福島東墓地内の向島墓地の状況は、墓地利用者や周辺住民の方々が大変不安を感じているものと認識しております。 現在、市有墓地につきましては、各地区の墓地管理委員会において管理と整備をしていただいておりますが、墓地管理委員会が市有墓地内の整備を行おうとするときは、申請書を市に提出していただき、市は現場確認の上、整備内容を審査し、必要と判断した場合は墓地管理委員会へ業務を委託することになります。 その委託料は、整備事業に要する原材料及び機械借上料相当額とし、整備内容によっては上限が定められており、人件費などの対象外経費は墓地管理委員会にご負担いただくこととなります。 また、一度業務を委託いたしますと、3年間は新たな整備申請ができないものとなっております。 議員ご指摘の2箇所の市有墓地にかかわらず、整備が必要な市有墓地は市内に多数存在しますので、3年間という整備申請期限の短縮化や上限額の見直しを図るなど、規則の見直しを検討することといたします。 市内全域の市有墓地の調査につきましては、これまで同様、墓地管理委員会からの情報提供を基に現地確認してまいりたいと存じます。 次に、6問目の西彼保健福祉センター遊湯館の防犯対策についてのご質問にお答えいたします。 西彼保健福祉センター遊湯館において、施設内外の防犯のためにどのような対策が取られているのかとのご質問ですが、西彼保健福祉センター遊湯館は、市内の健康保持増進の総合的な推進を図るために設置された施設であり、西海市社会福祉協議会に指定管理委託をしております。 本施設におきましては、本年7月に盗撮被害が発生し、指定管理者からその旨報告を受けております。 市の所管施設におきましては、このような事件が発生したことは、大変遺憾なことでございます。 また、被害に遭われた方、市民の皆様には多大なご迷惑をおかけしたことに深くおわび申し上げます。 ご質問の施設内外での防犯対策につきましては、現状では、屋外においては外部からの侵入防止のため、高さ約1.8メートルの塀が設置されており、屋内には防犯カメラ3台を設置しております。 今回の事件を受けて、防犯カメラを屋内に1台、屋外に夜間でも撮影できるカメラ2台を増設するよう取付工事を進めております。 監視モニターにつきましても、これまで管理人室に1台設置しておりましたが、今後は、事務室内でも確認できるよう新たに1台追加して設置することとしております。 また、浴室の窓にフィルムを貼り、外から中の様子が見えないような対策を講じてまいります。 このような、防犯機器等の整備に加えて、夜間勤務の人員体制等も検討しながら、監視体制の強化を図ってまいります。 また、過去にも同様の事案が発生したにもかかわらず、今回、再発を防止することができなかったことにつきましては、深く反省するべきところでございます。 今後は、公の施設の設置者として、指定管理者への適切な指導を含め、適正な管理運営に努めてまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 渡邊教育長。 ◎教育長(渡邊久範) 〔登壇〕渕瀬議員の3問目、子どもの貧困対策についてのご質問にお答えします。 まず1点目の学校の健康診断で要受診と診断されたものの受診できない児童・生徒について、その要因が貧困にあると考えられる場合、どのような対応が取られているかとのご質問ですが、学校への聞き取りによれば、健康診断で要受診と診断されながら受診しないことの要因は、受診内容によっては保護者が再受診の必要性を十分に感じていないことや、近隣に専門医がいないことなどが挙げられるとのことでした。また、新型コロナウイルスの感染拡大における受診不安もあると聞いており、貧困が直接的な理由となり、再受診できなかったとの事例は確認できませんでした。 仮に、貧困が理由になった場合には、病気等の治療に要した費用の助成も対象となる就学援助制度や、保険治療による一部負担金を対象に助成する、こども福祉医療費助成事業を活用することで負担軽減を図ることができます。 しかしながら、この事業について十分周知できていない可能性もありますので、児童・生徒の健康を守るために、再受診を行うことの必要性と併せて、保護者に確実に周知してまいります。 次に、2点目の本市においても学校のトイレにトイレットペーパーと同様に生理用品を備えることができないかとのご質問にお答えします。 本市の現状としては、トイレに生理用品を備えている学校はありません。 ただし、生理用品を忘れたり、急に必要となったりした場合の対応として、全ての学校で生理用品を保健室に備えており、必要となって訪ねてきた児童・生徒に対して渡すようにしています。 この方法は、単に生理用品を渡すだけでなく、慣れない児童・生徒にとっては、生理用品の使い方等も直接相談できるという利点があると捉えております。 なお、教育委員会の事業ではありませんが、生理用品の購入ができない子どもへの対応として、子ども食堂等に衛生用品の配布を委託し、貧困の緩和と地域の見守りの推進を図ることを目的とした子どもの居場所づくり等サポート事業が、こども課から今回の補正予算案に計上されております。 今後は、学校の保健室に生理用品を備え、必要な児童・生徒に個別に関わる取組と併せて、子どもの貧困対策に係る他の事業も有効活用しながら、子どもの健やかな育ちを支援できるよう歩みを進めてまいりたいと思います。 以上で私の答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 答弁をいただきました。 それでは、2項目めに質問いたしました大島児童館についてです。 私が取り寄せた資料によりますと、平成21年度に住宅・建築物安全ストック形成事業補助金を活用し、平成22年度新規事業として耐震化工事の行政評価を受けたが、学校が優先されたため、大島児童館は後回しとなり、その後何も対応していない。この建物の健全度は100点を満点として52点ということです。先ほどの答弁では、順次改修をしていく。私の質問も、改修する必要はないかということでお尋ねをしたんですが、この状況を見ますと、改修よりは新たに建設する必要も出てきているのではないかと思いますが、その点、お伺いをいたします。 ○議長(宮本一昭) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平尾満明) ただいまの質問にお答えいたします。 ご指摘のとおり、施設におかれましては耐震といいますか、かなり年数がたって老朽化というところは見てとれて、私どもも把握しているものでございます。 しかしながら、現状では、修繕等を着実に進め、子どもたちの安全性を確保しながら、事業運営をさせていただいているところでございます。新規設置となりますと、候補地の問題であるとか事業性を考えて、今、検討しているところでございますが、今、調査をしている内容を申しますと、大島地区での空き家対策として施設がほかにございます。ここを候補地としてできないかというところで事業所等とも協議をしながら、候補地の選定に努めている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) それでは、最後に通告しております第6項目めの西彼保健福祉センター遊湯館の盗撮事件ですけれども、これを私が通告したのが8月6日、本年7月に盗撮事件が発生して、被害者となられた方が警察に通報もされて、被害届も出されて、市の公共施設だということだったので、これはきちんとした対応を取ってもらわなきゃいけないということで、市のほうにも、それから指定管理をされている事業者にも自らの名前を名乗って、勇気を持って対応を求めたわけですけれども、その後、これといった対応、報告を受けないままで、非常に悩まれて、それで私のところに相談に見えられました。 この通告のときには防犯対策ということでしておりましたけれども、その後、内部のパート職員が、しかも勤務中に盗撮事件を起こしていた。しかも、警察がこれを、今、在宅捜査というんですかね、そういう状況にあるようです。しかも、余罪が考えられるというようなことを被害者に伝えているような状況です。 直前にこのことが分かったわけではなくて、この間、通告してから今日まで、2度ほど、いわゆる行政側にも、指定管理者側のほうにも、どうするのかという対応は行ってるわけですよね。そういう事態が分かっているのに、今日の答弁では、いわゆる外部からの対応のことにしか答弁が来ない。しかも、管理室でどうのこうのと言いますけど、管理室におられた方が盗撮をしているんですよ。そのことについて再度答弁を求めます。 ○議長(宮本一昭) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平尾満明) ただいまの質問にお答えします。 ご指摘のとおり、7月6日の日に事案が発生しまして、被害者の方も勇気を持って名前を出していただき、被害届を警察のほうに出していただいたということでございます。誠に被害者をはじめ、利用者の皆様方には非常にご迷惑をかけておりますことを冒頭でおわびを申し上げたいと思っております。 ただいま指摘がございましたその後の対応についてでございますが、警察のほうにも指定管理者として伺いまして、状況を確認したい旨の申出をしたところでございます。しかしながら、警察としましては、まだ任意で取調べをしている最中でございます。直接的な捜査、調査は控えていただきたいというお話があったところでございます。 そこを踏まえて、8月末には指定管理者の職員と本市担当課長を含め、被害者の方にお会いをしておわびを申し上げたという経過がございますが、内部の職員であるというご指摘でございます。ここも、極めて申し訳なく思っているところでございますが、指定管理者としましても、今いらっしゃる職員でローテーションを組んで補充をしながら、この施設運営をさせていただいているという報告を受けております。今後は、この人員体制も含めて、夜間の体制を2名体制とかにするのかどうかを含めまして、指定管理者と詰めをしているところでございますので、以上のような経過でございます。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 非常に人権意識が低いですね。管理体制をどうするこうするという問題ではありませんよ。いわゆる盗撮という犯罪が行われた。しかも、被疑者として内部の職員が在宅で捜索、取調べを受けているという状況で、それを踏まえて、指定管理を受けている事業者の会長が被害者に対して謝罪をされました。 しかし、謝罪をするので、その盗撮が行われた施設に来てほしいと。それで被害者は非常に困惑されて、それで私に同席を依頼してきました。それで、私、同席をして、被害者と一緒に謝罪を受けたわけなんですが、約30分間、被害者はずっと涙を流しながら、そして、そこで訴えられたのは、ご本人は裸であったので、取り押さえるとか、追いかけるということはできなかったけれども、その施設の状況、それからその場の状況から、いわゆる内部の盗撮だというふうなことを思って、それを真剣に訴えられたわけですよ。自分の名前も明らかにしなければ、これは対応してもらえないだろうということで、そういうふうにしていたのに、しかも、施設の建物の状況、それから関係する人から内部の犯行の可能性が強いということと、それからご本人も、この方ではないかという、ある意味確信があったので、何とかしてほしいということで訴えられたわけですよね。しかし、被害者が言うには、私の立場には立ってもらえなかったと。いわゆる職員のそういう盗撮をかばうような、隠すような、そんな対応を取られてしまったということで非常に心を痛めておられます。 しかも、これは警察が調べておられます。関係するものが押収されて、それを調べるのに時間がかかると。それと余罪があるということで調べるということで被害者のほうに話が行っていますけれども、これは被害者の立場に立てば、そういう捜査が行われている、盗撮されたものを検証されている、それだけでも大きな負担になっているはずです。 しかも、この被害者が届けたときには、この方だけじゃなくて、ほかに女性が3人入浴されていたと聞きます。しかも、平成28年に同様の盗撮事件があった。その後の対応がきちんとなされていないことによって、こういうことが繰り返されている。これはしっかり答弁をいただかないと、西海市にとって不名誉なこと、この対応が、人権意識の低いままの対応しかしないのかということになります。市長、答弁をお願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今回のこの盗撮事件につきましては、本当に心からおわび申し上げたいと思います。 ただ、先ほどの繰り返しになりますけれども、今現在、捜査段階であるということをまずご理解いただきたいというふうに思っております。 そういう中で、今、市としてどのような対応をするかということで、担当のほうとそれを行わせているわけでございますけれども、この捜査が終わりましたら、私、直接出向いて、それもちゃんとおわびしたいと思います。 ただ、今、この時点で、捜査中に私が動くというのが、私としても非常に疑問がありますので、人権意識が低いと言われて、それは本当に被害者の方の思いを考えれば、非常に私も胸が痛いわけでございますけれども、ただ、捜査中であるということは理解していただきたいと思います。これは捜査が終わりましたら、私ども出向いてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 捜査中ということではありますけれども、指定管理を受けている事業者は、いわゆる被疑者から直接、自分がやりましたと、そのことによって職を辞したいという申出があったと。しかし、いわゆる懲罰委員会にかけてどうするかということを検討すると。 そういう捜査中で確定はしていないけれども、市の公共施設で入浴中の女性に対しての盗撮が行われた。このことだけで指定管理者は、いわゆる謝罪をされているわけですよね。しかし、西海市は、指定管理に出しているところだからというだけでの対応になっているんじゃないでしょうか、その点どうですか。 ○議長(宮本一昭) 平尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平尾満明) ただいまの質問にお答えします。 指定管理者のみに任せっきりというわけではございません。市長も先ほど答弁しましたとおり、捜査中という部分も踏まえて、余罪等の詰めを警察署のほうが捜査をしておりますので、その確認を踏まえて、改めて謝罪をしてまいる所存でございます。 被害者の方には、先ほども申しましたが、精神的、肉体的に非常に申し訳なく思っているところでございます。現状をご理解していただき、お願いしたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) では、はっきりするまで謝罪をしないという、そのはっきりというのがちょっと分かりませんけれども、いわゆる長崎県の迷惑行為等防止条例第3条3に「何人も、みだりに、住居、浴場、便所、更衣室その他人が通常衣服等の全部又は一部を着けない状態でいる場所に当該状態でいる人の姿態をのぞき見し、又は撮影してはならない。」ということがありますね。 質問をする前に、市長にちょっとお話しする機会がありました。そのときには、どういう罪が問われるか分からないというような、何かふわっとしたような対応をされたんですけれども、やはり市の公共施設で勤務時間中に指定管理の事業者のパート職員といえども盗撮を起こしたという、その可能性があるようなとき、少なくとも施設でそういうことが行ったということでは、まず謝罪をするというのが必要じゃないですか。その謝罪すら市はしないんですか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 謝罪しないんじゃないんですね。今、本当に謝罪もしたい、行って本当に謝罪を申し上げたい。ただ、今、捜査中だということを、今、申し上げているんです。これをこっちが勝手に取って、それを理由にしているんじゃないんです。 今、それでふわっとしたようなことを言われたと言いますけれども、私はそういう意味で言ったんじゃないです。ひょっとしたら盗撮だけじゃないかもしれない、そういう意味合いで言ったわけで、そこは渕瀬議員がどのように取られたか分かりませんが、そんなふわっとしたような言い方はしておりません。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) やっぱり公共施設で盗撮が行われたという時点で、被害者にはきちんと謝罪するべきだと思います。その盗撮が内部で行ったのか、外部で行われたのかということは今後の検証に、その時点では考えられるでしょう。でも、まずは謝罪というのは必要だと思うんです。 指定管理者が、会長自らが謝罪をする。そのときに、市の担当課長が同席していいですかみたいな感じで同席をされてくる。何か違うんですよね。西海市の公共の施設で起こったということの認識が物すごく薄いんです。これは本当に本市の人権意識が低いということが言えると思います。 そして、このことについては、私が一般質問を通告して初めて知ったと市長は言われましたけれども、この事案について初めて知ったのか、それとも平成28年以前から盗撮が行われていたということだったのか。平成28年の盗撮事件の後の対応はどうだったのかをお尋ねします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) まず最初の1点目ですけども、この一般質問が出てからであります。今回の事件、これが一般質問で出てから。平成28年ということは、私も議員のときでありますけれども、本当に申し訳ないですけど、そのときの記憶は残っていないというのが、本当に申し訳ないですけども、そういうところでございます。 ○議長(宮本一昭) 平尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平尾満明) ただいま市長から答弁がございましたが、過去の事案について、平成28年6月の案件の発言がありました。 この案件につきましては、指定管理者から市に対しての報告はあっていないというところでございます。 内容を申しますと、目撃者の話では、塀のところから今回と似たような形でのカメラが見えたという話はあったというふうに聞いておる状況でございます。 指定管理者としましては、警察のほうにはそのときもご相談はしたというところではございますが、被害届が提出されていないというところで、指定管理者のほうも報告をしなかったという状況でございます。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) そうすると、平成28年の事案については、指定管理事業者から市に報告もなかった。そして、今回、起こった事案についても、いわゆる被害者が市に対応をお願いしているわけですよね。私にも相談が来た、私も市にどうなっているのかということを聞いているわけですよね。 そうすると、これを市長が一般質問通告を受けて初めて知ったということは、いわゆる報告されていなかったということでしょう。そこが本当に人権の意識の低いことですよ。こういうことが起こった。じゃ、これに対してどう対応するのかと機敏に対応しなきゃいけないでしょう。それはどうなっていたんですか。 ○議長(宮本一昭) 副市長。 ◎副市長(松川久和) 今回の事件につきましては、事件発生翌日7月7日夕刻でございましたが、保健福祉部長から私のほうに報告がありました。私のほうからは、防犯カメラ等の増設とか、ハード面での対応策、そして、ソフト面として管理体制の点検、そういったものを指示いたしました。 その上で、市長には最終的にその捜査結果等が、まだ捜査中ということでございましたので、その結果を踏まえて総合的に報告しようということで私が指示したところでございました。その点、市長に速やかに報告すべきだったと反省いたしたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 速やかに報告しなければならないことが、速やかに報告されていなかった。しかも、今日私がここに一般質問に立つ前に、内部の犯行だということで捜査、取調べが行われている。 捜査中ではあろうですけれども、そのことを踏まえて、やっぱり市長は答弁するべきだったのに、外部からだという想定で防犯カメラをつけます、これで答弁が終わる。これは本当に人権意識の低さを示しているということだと思います。 私も西海市に住み、西海市で議員を務めさせていただいております。その西海市でこんな不名誉なことが起こった。その対応もこんな状態になっているということで非常に遺憾に感じます。これの対応は、今後の分についてはしっかりしていただきたいということを求めておきます。 それから、子どもたちの貧困のことなんですけれども、生理用品のことについてですね。保健室に取りに来てくださいというような教育長の答弁だったと思うんですけれども、それも大事なことだと思います。そこで子どもたちの相談を受けるということも大切なことだとは思うんですけど、いわゆる子どもの立場に立ったらどうかということなんですよね。保健室に行きづらい子どもさんもおられるでしょう。それから、やはり児童・生徒さんの年齢からすると、生理そのものが安定していませんので、急に始まるということもあります。自分で準備ができていないといったときに、すぐさまトイレに行くということが必要なわけですよね。 そういう意味では、私の質問は、トイレにトイレットペーパーと同様に生理用品を置くことができないかということですので、できれば答弁は少し短めに、肝腎なところを答えていただくようにしたいと思うんです。 それで、長崎県内はこれの対応を、国が発表したデータによると5%、県内ではあんまり進んでいないんですよね。しかし、進んだ県、全国的に見れば3番目と言われています神奈川県の大和市、ここでは、小学校のトイレが74箇所、中学校のトイレが73箇所の合計147箇所。小学生4年生以上2,886人、中学生2,758人、合計5,644人にこの生理用品が行き渡るように学校トイレに生理用品を準備する、そのために年間予算を確保したということで、私、直接お電話をさせていただいて、聞き取らせていただいた数字が、今、述べさせていただいた数字です。 中学校の養護教諭の方からは、生理周期が安定しない中、自分から必要だと言い出せない子どもにとって、安心して学校生活を送れることにつながるということだそうです。本市の場合、小学生の場合は、4年生以上というふうにとらえてあるわけですけれども、本市の小学校のトイレの数、それから、ここでは生理用品2万9,400枚、袋、フックなども含めて、予算としては37万4,435円で対応できたとお聞きしています。ですから、本市はこの予算より少なくてできるだろうと思います。そういう予算が確保できる状況だと思うんです。それで、この状況を聞いての教育委員会の対応ということで、本市の状況も含めて答弁を求めたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。渡邊教育長。 ◎教育長(渡邊久範) 先ほどのご質問にお答えします。 現状としては、学校の保健室に備えているということですけれども、議員がご指摘のように、子どもたちにとってはなかなか言い出しづらいということも十分に考えられると思います。 それで、先ほど答弁で申し上げましたけれども、今年、こども課のほうで子ども食堂に置いて、そこで配布するという取組を始めております。それを学校のトイレに配布できないかということで考えられるんですけれども、県内の他の市町はほとんどまだ取り組んでいないんですけど、先ほどご指摘あったとおり、全国では先進的に取り組んでいるところもございますので、今年、そういうことで今スタートしたんですけれども、学校のトイレでどれぐらいの枚数が必要かとか、どういった形で置くのかとか、そういったことも含めて今後検討して、もし子ども食堂であまりうまくいかないということであれば、学校のトイレに配置できるかどうかも含めて、前向きに検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 子ども食堂での状況は参考にならないと思うんです。子どもたちが学校に行くときに、安心して学校に行き、そこで学業を迎えることができるということで、私は学校のトイレにトイレットペーパーと同様に置けないかということを言っていますので、いわゆる先ほど言ったみたいに、本市の対象となるトイレの数、それから対象の子どもたち、そして、どれぐらい用意をすればいいのか、それをしっかり検討していただいて、予算的には神奈川県大和市で三十数万円でできるわけですから、本市はこれ以上少ない予算でできるわけですから、そこをしっかり対応していただきたいと思います。 1項目めに質問しました児童発達支援及び放課後等デイサービスです。 児童発達支援については、12月1日から新たに解消できる準備があって、最大50名ということですので、待機者の解消が図られるということだということで喜んでおりますけれども、放課後等デイサービスの7名の待機者がおられる、これについての答弁がなかったわけですけれども、いわゆる、この放課後等デイサービスを利用されている方については、例えば、市外の特別支援学校に通学をしている場合、登校は保護者の方が学校に連れていく。放課後はこのデイサービスを行っている事業者が学校まで迎えに行って、デイサービスが終われば自宅に送り届けられるというシステムがあり、本市もこれが行われているというふうに私は認識しておりますけれども、いわゆる待機者にとっては、これが受けられませんから、毎日の登下校、朝も市外の特別支援学校に保護者の方たちが子どもさんを連れていく、帰りは、またそこまで迎えに行く。ですから、この放課後等デイサービスの待機者の解消をしていただければ、この保護者の負担が軽減できるわけなんですが、ここは答弁がありませんでしたが、どうでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 福祉課長。 ◎福祉課長(林浩之) ただいまのご質問にお答えいたします。 今、ご指摘のとおり、現在7名の待機者がいらっしゃいます。 この件に関しましては、放課後等デイサービス事業というのは小学1年生から18歳までと非常に年齢層が広いもので、一度登録してしまうと、その後の審査というのを特に行っていないというのが現状でございます。 そういったところをちょっと考慮して、更新の時期に審査等を設けて、必要がない方には登録を外して、待機している方を入れるような形で今後調整していくということも考えておりますので、引き続き、三恵会さんと協議を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 5項目めに質問いたしました市有墓地についてなんですけれども、いわゆる整備申請期限を見直すという答弁をいただきました。これに対しては、原材料及び機械借上相当額というのが支給されるわけですけれども、この上限額というのは検討はされないんでしょうか。特に、福島東墓地内では、最初、要望を出されたときに、市の回答では50万円。50万円じゃ、とても何もできないということで進んでいないように思いますが、その点、お伺いをいたします。 ○議長(宮本一昭) 今村市民環境部長。 ◎市民環境部長(今村史朗) ただいまのご質問でございます。 上限額の見直しはしないのかというふうなことでございますけれども、市長の答弁の中にも上限額の見直しを図ることも答弁を入れております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) それは失礼をいたしました。 そうすると、申請期限3年、それから上限額、どういうような見直しということで協議をされていらっしゃるでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 今村市民環境部長。 ◎市民環境部長(今村史朗) 額の検討につきましては、これからというふうなことでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 今回、いわゆる市有墓地については、墓地委員会で申請が3年、それから板浦の河川整備については、行政区長からの要望というのは下のところに5年という期限が記されているんですが、墓地委員会関係の分はこの申請期限を見直す。行政側の分については、この5年というのはそのままなのかをちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 山添総務部長。 ◎総務部長(山添秀士) 渕瀬議員が言われたその要望書がどのように書かれたかどうかは確認しようがありませんけれども、今、私が推認するところによると、5年と書いてあるのは、要望書で行政区長等が要望する場合、集会所の修繕であるとか、そういったものについて5年という期限がございますので、1回その事業をしますと5年後にしかその事業はできないという意味での、そういった施設の修繕について5年ですよという部分を書いてあるのではないかというふうに思っております。 ただ、今の5年というのは、集会所の補助金等で制定している年数ですので、その辺については、現段階では変更するということにはしておりません。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 再質問が、あっちに飛び、こっちに飛びで申し訳ないんですけれども、3項目めの子どもの貧困対策についてなんですが、県が実施した調査によって、本市の貧困率というのは14.0%、県全体よりも上回っているわけなんですが、子どもの貧困は、子どもだけに限らず、その世帯に貧困があるからということになるわけですけれども、県が実施した生活実態調査では、独り親世帯を経済的に支援する県の事業を知らない割合が全体の4割に達するなど、必要な情報が十分に行き届いていない実態も浮かび上がったということが、そのとき言われております。 それで、本市における生活実態の状況と、それから、必要な支援が行き届くような対応はどうされているのかということでお尋ねをします。 ○議長(宮本一昭) こども課長。 ◎こども課長(浅山康成) 本市における独り親家庭の支援の状況でございますけれども、独り親家庭になられましたら、ほとんどの家庭が児童扶養手当の支給申請をされます。その際に、一件一件、母子・父子自立支援員と児童扶養手当の担当が訪問いたしまして、独り親家庭に係る支援の制度について説明をしているような状況です。 また、随時に母子・父子自立支援員のほうで相談を受け付けまして、生活支援ですとか、就業支援等を行っているような状況でございます。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) そうしますと、学校の健診の状態で、以前、私、そこでネグレクトというのが把握できているということはないですかと言ったら、そういう観点では対応はしておりませんというのを教育委員会のほうから答弁をいただいたわけなんですけれども、そういう学校教育関係と福祉課との連携ということでは、どういうように今捉えておられるでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 浅山こども課長。 ◎こども課長(浅山康成) 西海市のほうに、要保護児童対策地域協議会というのがございます。これは子どもを取り巻く関係機関と市とが協力し合って、ネグレクト等に限らず、虐待等、家庭に問題のある児童について支援を行うような枠組みとなっております。 その中で、学校のほうから児童についての問題が上がってきましたら、その枠組みの中で、こども課と教育委員会が連携しながら、解決に向けて協力し合っているというような状況でございます。 以上です。
    ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 今回の私の一般質問は、いわゆる子どもに関わる部分で、しかも築41年たって、しかも健全度は52点しかない、改修の計画が立てられていたけれど、10年以上たっても何ら進んでいない状況、それから、女性に対しての人権的なことが起こっております。 こういう意味で、やっぱり子どもや女性に関わる部分についてはしっかり対応していただきたいと思いますので、最後、市長にもう一度答弁を求めます。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) まず、女性の人権について、今回、本当に何度も申し上げますけれども、心から本当におわび申し上げたいと思います。 また、子どもの貧困につきましては、この対策がどの生徒に対応するのかということも考えなくちゃいけない。 今日、渕瀬議員が提案された学校のトイレに置くという方法、当然あろうかと思いますが、これをどこに対してするのかということを、これはしっかりと考えなくちゃいけない。それは本当にいい方法なのか、それは最良の方法なのかということも、これはこちらのほうでも、それはどうやったらいいかということも、十分これは検討しながら、協議しながら進めておりますので、そういうところをご理解いただきたいと思います。 いずれにしましても、この人権につきましては、私も今日改めてまた、今後、そういう気持ちで人権をしっかりと守っていく、そういう市政を目指したいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 2番、渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子) 答弁ありがとうございました。 早急に対応していただかなければならない事項も含まれておりますので、しっかり対応していただくことを求めて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮本一昭) これで渕瀬栄子議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。13時10分まで。     午後0時10分 休憩     午後1時09分 再開 ○議長(宮本一昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、3番、西川勝則議員の質問を許可します。3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) 〔登壇〕3番、創生会の西川勝則でございます。議長に発言のお許しをいただきましたので、ただいまより発言をさせていただきます。 質問事項1番から進めてまいりたいと思っております。 1番目、通学路等の安全確保について。 児童・生徒の通学路及び園児の散歩等に使用している道路の安全確保について、以下のことをお伺いいたします。 1番目、通学路の点検状況について。 2番目、保育所等において、散歩等の園外活動として使用している道路の点検状況について。 3番目、1番目、2番目の点検により、危険箇所と確認された場合の安全対策について。 2番目、第2次西海市総合計画の廃棄物関連施策についてでございます。 今年度が前期基本計画の最終年度に当たることを踏まえ、同計画に基本政策として掲げている循環型社会の実現を目指すまちづくりに関して、次のことについてお伺いをいたします。 計画書の226ページに掲載されているごみの排出量、ごみのリサイクル率及び最終処分率に係る各数値目標の達成見通しについて、どのように認識をしているか。 2番目、西海市地球温暖化防止対策地域推進計画に基づく市民への普及啓発の取組状況についてお伺いをいたします。 3番目、西海市水道事業経営戦略についてです。 施設の老朽化対策等による事業費の増加や人口減少による料金収入の減少等により、今後の水道事業の経営環境が一層厳しさを増すと予想される中、公営企業として安定的に事業を継続していくための中長期的な経営の基本的計画に関し、次の点についてお伺いをいたします。 1番目、老朽化した管路の更新及び耐震管への更新整備の進捗状況について。 2番目、今後の水道料金の改定見込みについてお伺いをいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕西川議員の1問目、通学路等の安全確保についてのご質問にお答えいたします。 なお、1点目及び1点目に関連する3点目につきましては、教育長から併せて答弁させていただきます。 また、2点目の保育所等において、散歩等の園外活動として使用している道路の点検状況につきましても、3点目の上記の点検により、危険箇所と確認された場合の安全対策についてと関連いたしますので、併せて答弁させていただきます。 この件につきましては、令和元年5月に滋賀県において集団で歩道を通行中の園児が死傷する事件を受けて、同年7月、内閣府からの依頼に基づき、幼稚園、保育所及び認定こども園を対象に、未就学児が日常的に集団で移動する経路の緊急安全点検を実施しております。 この点検では、施設から危険箇所を報告していただき、そのうち散歩コースの変更など施設単独で対応できる箇所や既に対応を実施予定の箇所を除き、警察や道路管理者と施設、市こども課で合同点検を実施し、対策の検討を行いました。 この点検の結果、歩行者だまりに車両の侵入の危険性がある、あるいは歩道が狭いなどといった対策が必要な箇所が16箇所ありましたが、現在は、ポールの設置や歩道の一部拡幅等を行い、全ての対策が終了しております。 また、大島地区工業団地整備事業により土砂運搬の車両が増えておりますが、経路近くの保育所等には、工事期間中の散歩コースの変更を呼びかけております。 今後も新たな危険箇所が生じた場合には、関係機関と連携し、その解消に努めてまいります。 次に、2問目の第2次西海市総合計画の廃棄物関連施策についてのご質問にお答えいたします。 まず、1点目の計画書に掲載されているごみの排出量、ごみのリサイクル率及び最終処分率の各数値目標の達成見通しについてどのように認識しているかとのご質問ですが、第2次西海市総合計画に掲げた各数値目標につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定に基づき、市が定めております西海市一般廃棄物処理基本計画に準じ、主な達成目標を3点掲げております。 主な活性目標の数値は、第2次西海市総合計画を定めた平成28年度時点の目標となります。 まず、ごみの排出量については、平成27年度の1人1日当たり801グラムのごみの排出を令和3年度に744グラムにまで削減する目標を掲げております。 本市におけるごみ総排出量は、近年横ばいで推移していますが、1人1日当たりのごみ排出量は増加傾向にあります。 その要因といたしましては、粗大ごみなど生活系ごみによるものと考えております。 令和元年度は、目標より1人1日当たり98グラム多い842グラムでありましたので、引き続き目標達成に向け、一層の排出抑制を進めてまいります。 次に、ごみのリサイクル率につきましては、平成27年度のリサイクル率25.6%を令和3年度に30%に向上する目標を掲げております。 本市におけるリサイクル率は、市民皆様のご理解とご協力に加え、炭化センター及びリサイクルセンターの稼働により平成27年度から増加しております。 令和元年度のリサイクル率は31%で、平成27年度の25.6%から5.4ポイント増加しており、目標の30%を達成できております。 令和元年度のリサイクル率の全国平均値を見ますと19.6%であり、これを本市と比較しますと、本市が全国平均値を11.4ポイント上回っております。 また、長崎県のリサイクル率は15.8%であり、本市はこれを15.2ポイント上回り、県内2位のリサイクル率となっております。今後も達成目標を下回らないようリサイクル率向上に努めてまいります。 また、最終処分率につきましては、平成27年度の最終処分率5.7%を令和3年度に2.3%に減少する目標を掲げております。 本市における最終処分率は、炭化センター及びリサイクルセンターの稼働により平成27年度から減少しております。 令和元年度の最終処分率は3.6%で、平成27年度の5.7%から減少しております。 令和元年度の最終処分率を全国及び長崎県の実績と比較してみると、国より5.3ポイント、長崎県より4.5ポイント下回っていますが、引き続き目標達成に向け、最終処分量減少に努めてまいります。 これらの目標達成のためには、引き続き市民の皆様などのご理解、ご協力が必要と考えておりますので、今後も周知啓発等を行い、ごみの発生抑制や再資源化によって極力ごみの減量化を図り、循環型社会の実現に努めてまいります。 次に、2点目の西海市地球温暖化防止対策地域推進計画に基づく市民への普及啓発の取組状況についてとのご質問ですが、本計画は、市民、事業所、行政が一体となって、本市における地球温暖化防止対策として、具体的な取組の方向及び推進していくべき行動について計画しております。 これまでの具体的な取組といたしましては、クールビズ、ウオームビズに関する記事を広報紙等に掲載して周知、広報に努めたほか、空き缶回収キャンペーンを毎年実施することにより、ごみ分別の推進と環境美化に対する意識向上に努めております。 また、家庭用生ごみ処理容器及び処理機の購入に対して一定額を補助する制度の周知や、西海大鍋まつり会場でのごみ減量化講習会の開催とともに、レジ袋削減に向けたマイバッグを配布するなど、生ごみの減量化と併せ、CO2の削減に努めているところであります。 このほかにも、公共施設の電灯をLED電灯へ交換し、公用車においては、ハイブリッドカーなどエコカーを一部導入しておりますが、今後は更新に合わせハイブリッドカーやEV車などに換えていくなど、脱炭素社会に向けて取り組んでまいります。 今後も循環型社会の実現を目指すまちづくりのために、引き続き市民の皆様への周知に努めてまいります。 次に、3問目の西海市水道事業経営戦略についてのご質問にお答えします。 本市では、水道事業の効率化、経営健全化の方向性を示した西海市水道事業経営戦略を令和元年6月に策定し、令和元年度から令和10年度までの計画期間に係る経営戦略に基づき更新しております。 まず、1点目の老朽化した管路の更新及び耐震管への更新整備の進捗状況についてのご質問ですが、経営戦略にて計画しております各地区の老朽管布設替えを含め、漏水が頻発している管路のほか、維持管理が困難な老朽化した管路を優先して更新しております。 今後の更新計画については、経営戦略の計画以外に、現在の布設ルートや口径等の再検討のために、市全体の送水・配水管の運用再編検討を行う予定としております。 また、耐震管への更新につきましては、緊急性の高い区間を選定し、75ミリ以上の水道管については耐震管、50ミリ以下の水道管については汎用性が高く、修理を含めて施工が容易な管を採用して更新しております。 ご質問の進捗状況ですが、計画期間で予定しております延長約36キロメートルに対し、送水管及び配水管の老朽管布設替えにつきましては、令和元年度からの2箇年で3.2キロメートル、うち耐震管2.5キロメートルを更新しており、進捗率は約9%となっております。 そのほか、新たに布設した管としまして令和元年度からの2箇年で2.9メートル、うち耐震管2.2キロメートルを布設しております。 次に、2点目の今後の水道料金の改定見込みについてのご質問ですが、経営戦略の計画では、資金残高を9億円確保することにより、令和8年度までの水道料金の改定は行わないようにしております。 この9億円という資金残高は、営業収益の140%に相当する額であり、この比率は全国の同規模自治体の平均であり、適正な水準と考えております。 しかしながら、事業を進めていく中で、今後も既存の施設、設備及び管路の老朽化が進み、修繕等に係る事業費が増大することも考えられます。 本経営戦略は令和元年度に策定したものであり、今後の事業の進捗状況及び資金残高等を確認し、併せて近年の自然災害等の状況を鑑みながら料金改定について検討していくことになると考えております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 渡邊教育長。 ◎教育長(渡邊久範) 西川議員の1問目、通学路等の安全確保についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の通学路の点検状況についてのご質問ですが、1点目と3点目は関連があるので、併せて答弁させていただきます。 通学路の点検は、全ての学校において毎年実施されており、市全体としては、西海市通学路交通安全プログラムに基づき実施しております。 このプログラムの具体的な動きとしては、まず、4月から6月の間に、各学校において、地域、保護者、児童・生徒、学校職員の連携による通学路の安全点検を実施します。点検により、改善が必要な危険箇所等があった場合には、要望として提出され、例年8月に、教育委員会、警察、関係各課及び保護者代表等で構成される西海市通学路安全推進会議において、その後の対応を検討し、その改善を進めています。 今年度は、西海市小・中学校13校と1つの放課後児童クラブから、計44箇所について要望が提出され、その対応を進めているところです。 なお、今回の合同点検においては、6月に千葉県八街市の通学路で起きた交通事故を受け、文部科学省から安全点検をする際の新たな3つの観点として、車の速度が上がりやすい箇所、ヒヤリハット事例があった箇所、保護者、見守り活動者、地域住民等から市町村に改善要請があった箇所が示されたことから、その観点についても共通理解した上で、点検及び協議を進めました。 今後も、これらの取組を継続するとともに、日々登下校を見守ってくださっているスクールガードリーダーをはじめとした見守りボランティアの皆様から寄せられる情報を大切にしつつ、西海市内の通学路の安全を確保し、全ての児童・生徒が安心して学校に通うことができるよう努めてまいります。 以上で私の答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) 答弁ありがとうございます。 それでは、1つ目の通学路等の安全確保についてからご質問させていただきます。 先ほど教育長のほうからも答弁にございました、本年6月28日、午後3時半頃、千葉県八街市において下校途中の小学生の列に大型トラックが突っ込んで、男の子4名、女の子1名、5名の子どもが被害に遭い、貴い男の子2名が亡くなっております。私といたしましても強い衝撃と深い悲しみを覚えております。亡くなられた方のご冥福と被害に遭われた方の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。 子どもたちの命を交通事故や事件からどう守るかというのは、私たちの大きな役目だと思っております。行動し、対策を急ぐしかありません。同時に、私たち大人が車の運転中、通学の児童や生徒、散歩する園児たちを見たときに特に注意するなど、社会全体で安全に対する意識を持つことが必要だと考えます。 そこで、現在私が住んでおります西海町丹納地区は、今、市長の答弁にもございました肥前大島港工業団地整備事業に伴い、大型トラックが通行をしております。聞くところによると、延べ1日250台の大型車両が市道を通行しているということを把握しております。 現在のところ、事故等の発生ないし苦情等はきていないのか、まず、そこをお答えいただきたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 企業立地課長。 ◎企業立地課長(朝長新吾) 大島地区工業団地整備事業は、企業立地課のほうで担当していますので、私のほうからお答えさせていただきます。 事故が発生していないのかというご質問ですけど、現在、ネクスコ佐世保の工事現場から大島地区工業団地の整備事業で、7月の実績なんですけど、1日当たり大体190台ぐらいが往復している状況です。 これまでに西海市内での工事車両による事故の報告はございませんが、7月以降、土砂の搬入量が増えるということで、そのことで工事車両も増えることになりますので、7月にネクスコ佐世保のほうと、帰りのルートを変更できないかということで協議を行っております。今のところルートの変更はされてないんですけど、先日、ネクスコから報告がありまして、変更することで今調整を進めているということでした。 荷物を下ろした後、帰りのルートを変更することで、単純に台数が半分になりますので、工事車両の台数を減らすことで安全を確保していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(村野幸喜) 補足させていただきます。議員のご質問の中に、苦情等はないのかというご質問でございましたので、その点についてお答えいたしたいと思います。 議員おっしゃられるとおり、国道を通りまして、一部市道を通って大島のほうに運搬する経路となっております。その中で、丹納のところ、市道のところについて、ダンプが中央線をはみ出して走っているというふうな苦情が数件上がってきております。この原因につきましては、ネクスコのほうとも確認をしたところ、市道脇に立っている樹木が覆いかぶさっていて、それをよけるためにというふうなことも話がありました。ですので、その木の伐採等についても我々市のほうでやるようにしております。 その他、苦情等が出たときには、逐一ダンプの搬入業者のほうとも調整をしております。市民の皆様に迷惑をかけますけれども、事業進捗にあわせて事故がないように取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) ありがとうございます。 そこの中で、今、企業立地課長のほうからありました、今後ルートの変更等が考えられるとありますけれども、私の思いは、結構子どもたち、朝の通学時と下校時、こういうときに、車の台数が半分になったとしても、やっぱり通学時、下校時は、朝8時までには皆さん学校に入るので、そういう時間帯と、3時ぐらいには下校をしていく中で、今のところ事故等はないと聞いておりますけれども、今後のことを予測すると、時間帯を考えて通行していただくようなこともできないのかなと思いますけれども、そういうところはどうでしょうか、お伺いします。 ○議長(宮本一昭) 企業立地課長。 ◎企業立地課長(朝長新吾) ただいまのご質問なんですが、朝はネクスコ佐世保の工事現場の積込みを8時から開始しておりまして、埋立地の受入れは午前9時からとなっております。例えば、西海東小学校の登校時間なんですけど、7時55分までとなっておりまして、ネクスコ佐世保の工事現場を出発していないことになりますので、朝は丹納地区を通行していないと認識しています。 ただ、帰りについては、今後またそこら辺については調整が必要かなとは考えていますが、ネクスコ佐世保のほうも安全を確保するために、抜き打ちで現地調査をやったり、安全対策を行っていますけど、工事を発注している県とネクスコには細心の注意を払うように再度指導してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) ありがとうございます。今、課長は現状を把握されているのかなというところが少しあったんですけれども、7時半ぐらいに車が--今、太田和港近くの小嶋産業、生コンさんのところに大きな砂利の積込み場がございます。今日も朝7時半ぐらいに通ってまいりました。そのときに、トラックがいっぱい並んでおります。ネクスコ佐世保からは来ていないと思うんですけれども、小嶋産業さんから積出しをするためにトラックが集まっていると、そちらも聞いております。 そういう中で、時間帯が、作業をしている時間ではないけれども、仕事は8時からするので、7時半、7時ぐらいにはトラックが集まっていると思います。これもそこを通っている要因の一つ、子どもたちが通学をする時間帯の通行であって、責任がないと言えないのではないかと思いますので、そこのところは今日の質問の中では、把握をされていない状況下でありますので、少し把握をしていただいて、今後の検討課題としてひとつ取り上げていただきたいと思います。 それと、その通行によって、現状は道がすごく--私が交通安全パトロールの皆様にお話を聞いたとき、先ほど事件、事故にはなっていないと聞いておりますけれども、アスファルト等の亀裂があり、もちろん、その工事によって道が壊れたと言ってしまえば、その人たちだけが通っているわけじゃないので、なかなか言えませんけれども、現状として、もしそのトラックが通っているときに歩いている方とかに飛び石がしたときに危険を及ぼす可能性があるという状況下になっております。 それで、今現状として道の確認等をされたことはございますか。よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 企業立地課長。 ◎企業立地課長(朝長新吾) 道の確認をされているかということなんですけど、今年度に入ってから結構丹納地区の住民の方から問合せがあっておりまして、私どももその後、現地を調査したりしているところでございます。 先ほど部長が答えましたけど、木がはみ出た部分とか、そういうところは指示をしまして、視界がよくなるように改善をしているところでございます。 ○議長(宮本一昭) 3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) ありがとうございます。私も地元に住んでおりまして、いろいろと声を吸い上げて皆様にご報告するのはなかなか大変でございますけれども、そう言いながらも市民感情といたしましては、これは市長の肝煎りで肥前大島港工業団地整備事業を行っておりますので、市民一人一人は今後の西海市のためによくなることと思って、ちょっと言葉は悪いですが、我慢をしているところもあると思います。今後も事故等がないように見守っていただきたいと思っております。そういう中で、やり方とか方策を十二分に考えていただきたいと思っております。 今後も地域住民の意見を真摯に受け止め、対応をお願いしたいということで、1つ目は終わらせていただきたいと思っております。ありがとうございます。 続きまして、2つ目です。西海市総合計画の廃棄物関連施策についての質問をさせていただきたいと思っております。 先ほど市長の答弁もございました。平成27年度において1人1日801グラムであり、令和3年度には7%減の744グラムに目標値を設定しておりました。しかしながら、令和元年度おいては842グラムと増加しているという状況を先ほど答弁いただきましたけれども、現状としてどうお考えなのかを教えていただきたいと思っております。 ○議長(宮本一昭) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(今村史朗) ただいまのご質問でございますけれども、先ほど市長答弁にございましたとおり、増加の原因は生活系ごみでありまして、生活系ごみを種類別に見てみますと、可燃ごみは減少傾向でございます。不燃ごみと資源ごみはほぼ横ばいで推移をしておりまして、粗大ごみは増加傾向で推移をいたしております。 粗大ごみの増加は、平成27年度に230トンでありましたのが、令和元年度の実績では321トンと、91トン増加をしております。増加をした理由は、私どもの臆測になるわけでございますけれども、引っ越しなどによるものとか、各家庭のライフスタイルの変化などによるものではないかというふうに考えております。 これらの生活系ごみのうちに、可燃ごみには58.5%の水分が含まれております。この水分をごみの排出時に減らすことができれば、ごみの減量化を図ることができると思います。 その取組の一つといたしまして、家庭内における水切り運動を展開したいと考えます。広報さいかい等を通じて市民の皆様に対してご協力をお願いすると同時に、西海市の保健環境連合会が行っております事業の中で、水切りネットの配布事業を行うとか、ごみの水切りに重点を置いた活動を展開してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) ありがとうございます。 それと、市長答弁にございましたリサイクル率、こちらは全国平均を上回って、31%という目標数値を超えております。超えているからいいではなくて、今後もっとリサイクル率を上げて、進めていただきたいと思っております。 それと、先ほど市民環境部長が言われましたけれども、ごみ減量化の対策といたしましてというところとかぶってきますけれども、生ごみ処理機の補助をしておられますけれども、現状として今どんな形でしょうか。よろしくお願います。 ○議長(宮本一昭) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(今村史朗) 生ごみ処理機のご質問でございますけれども、合併からこれまでの間、ごみ減量化推進策の一環として補助をしてまいりました。家庭用の生ごみ処理容器等、機器の購入に対する補助制度を設けまして、購入を支援することによって生ごみの減量化と再資源化を図るとともに、ごみ全般の減量化の意識高揚に資する目的で、この補助を行っているところでございます。 本市では可燃ごみの約30%を生ごみが占めておりまして、生ごみを減らすことがごみ減量化の大事な取組と考えております。 合併から令和2年度までの処理容器実績ですけれども、処理容器のほうが298基、それから処理機器、電気で処理する分ですけれども、これが210基、合計508基の購入に対しての補助を行っております。今後も継続して購入支援を行って、生ごみの減量化に努めたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) ありがとうございます。市としてもすごく頑張っていただいております。しかしながら、先ほども言ったように、まだまだリサイクル率ないしごみの減量化を図っていくためには、普及啓発をする必要があると思っております。 市としては、答弁書の中にも少しうたわれておりましたけれども、今後この普及啓発をどのように西海市として行っていくのかというところをもう少し詳しくお聞かせください。 ○議長(宮本一昭) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(今村史朗) 普及啓発の件でございますけれども、ごみの減量化という意識を啓発するために、ごみ処理機の啓発については、全戸に配布しておりますごみ分別事典とか、広報さいかいにて年に1回程度、制度の周知を行っているところでございます。今後は、それを補完する上でも、ウェブサイトでありますとか、NBCデータ放送でありますとか、SNSなどによってさらに啓発をしてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) ありがとうございます。先ほども言ったように、リサイクル率を向上するうえで今度は教育長にお聞きをしたいんですけれども、子どもたちの環境学習、さらなる分別、環境学習等を図る形を取れないかと思っておりますけれども、子どもたちにリサイクルとか、今後のごみの減量化とか、そういうのを周知ができないのか、教育として取り入れができないかということをお聞きしたいと思っております。よろしくお願います。 ○議長(宮本一昭) 楠本学校教育課長。 ◎学校教育課長(楠本正信) ただいまのご質問にお答えします。 学校では基本的にごみの分別は行っております。子どもたちが総合的な学習の時間で、より自分たちの身の回りの環境をよくするための方策はないかということも考えながら、それと併せてやっておりますので、今後もそれを継続していくようにしたいと思っています。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 環境学習ということでございますけれども、それに加えまして、ごみの問題、これからプラス、SDGs、そして、カーボンニュートラルも含めた形で、子どもたちもこれに対する啓発、そしてまた興味を持っていくようなことを教育委員会とも協力していければというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) 市長にも答弁いただきましてありがとうございました。 最後になりますけれども、先に私がせっかく市長もと言おうと思ったんですけれども、杉澤市長もゼロカーボンシティーを表明しております。住んでよかったと思われるような西海市にみんなでつくり上げていこうじゃありませんか。これで2番目については質問を終わらせていただきたいと思っております。 続きまして、3つ目です。西海市水道事業経営戦略についてお伺いをしたいと思っております。 西海市においても、平成28年1月の大雪により水道管破裂が市内あちらこちらであり、一部の地域については1週間近く断水した地域もございます。先月、8月11日の大雨災害等、1週間ぐらい続き、それに伴う断水もあっておりますけれども、平成28年度の大雪による水道管破裂のとき、その地域においては、緊急避難場所、給食センター、小学校があり、給食センターにおいては、もちろん給食を作ることができませんでした。小学校においても、トイレが使えず、仮設トイレを用意し、子どもたちは寒い中、不便な状況がありました。 私の台本は、予算は限られていますがと書いてしまっているんですけれども、先ほどの水道課によると、営業収益は140%ということで、資金残高は9億円あると書いておられますので、そこはちょっとあれかなと思いながらですね。 もちろん予算は限られております。優先順位ももちろんあると思いますけれども、そのような状況をつくらないために、今後、公共施設等のライフライン整備について--優先順位はございます。そういう公共施設等の早急な整備について、市長の考えをお伺いしたいと思っております。よろしくお願います。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 9億円ということで、営業収益の140%、これは他の自治体との平均値で適正であるということであります。令和8年度まで改定しないということでございますけれども、それはもちろんその方向で進めていくべきだと思っております。 そういう中で、その状況でいきますと、令和9年のときに15%の料金改定ということが考えられますので、令和8年度までは基本的な考え方として、今般の自然現象、自然災害は予測できない状況下にもありますので、基本的には令和8年度までは改定しないということを基本に、そしてまた、自然災害等のこれからの頻度ということも頭に考えを入れながら、慎重に考えていかなければならないと思っております。何よりも、持続可能な水道会計を継続していかなければならないというのが基本であるというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 宮本水道部長。 ◎水道部長(宮本守) 今、補足説明というか、説明のほうをさせていただきます。 平成28年1月の断水につきましては、凍結ということで、地下部分の水道管ですので、通常言う漏水とはまた別の問題だと考えております。 水道部としては、通常の台風とか、そういうときに対応できるように、自家発電はちょっと厳しいので、運搬ができる発電機等を持ってきて設置するような形で、断水の時間を極力短くするような形で、少しですけれども、今年度計画をさせていただいております。 今後もそういう形で、できるだけ断水時間の短縮を図れるように計画等を進めて、予算については限られた予算の中になってきますけれども、断水等が少ないように、水道管等の布設替え等も併せて実施していく予定にしております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 3番、西川勝則議員。 ◆3番(西川勝則) 西海市といたしましては、水道事業に関しましては私が思っていた以上に優良事業所でございます。それも、料金改定を令和8年度までは行わないという市長のお気持ちもあるし、今の状況下の中ではそこを扱わなくていいという形になっております。 しかしながら、今後、人口減少等がある中で、命を守る水を確保する、市民といたしましては、そこの担保をしっかりしていただいて、今後、西海市民としてよりよい生活ができればなと思っております。 本日は有意義な質問をさせていただきましてありがとうございます。時間は残しましたけれども、これで終わりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(宮本一昭) これで西川勝則議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。14時05分まで。     午後1時56分 休憩     午後2時05分 再開 ○議長(宮本一昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、8番、田川正毅議員の質問を許可します。 なお、8番、田川正毅議員の一般質問において、資料を配付し及び資料を映写しての質問を許可しておりますので、報告します。8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) 〔登壇〕本日最後の一般質問になりました。よろしくお願いします。 それでは、通告いたしておりました4問について質問いたします。 まず、1問目の人口減少対策について質問いたします。 市長は令和3年第2回定例議会における所信表明で、2期目の大きな柱として7つの項目を掲げ、推進していくことを表明されましたが、本市の最重要課題である人口減少問題の解決策として、最も有効かつ優先して取り組むべきと考える施策は何かを伺います。 2問目、西海市の産業振興について伺います。 1点目として、令和3年第2回定例議会における所信表明で、新エネルギー政策課の設置目的を脱炭素社会に向けたモデル地域や産業、地域振興を強力に推進していくためとしておられますが、具体的にどのように取り組んでいくのか、伺います。 2点目として、令和3年4月16日に電源開発株式会社は、松島火力発電所において、高効率発電システム、石炭をガス化して燃やす設備を新設するGENESIS松島計画のため、環境影響評価実施に向けた準備を開始すると発表しました。当該計画は市の経済や雇用に大きな波及効果があると考えますが、今後、西海市としてどのような支援、協力を行っていくのか、伺います。 3点目として、令和2年第4回定例議会における一般質問において、造船所を有する県内自治体と連携し、政府に支援を要請する取組についてお尋ねしたところ、愛媛県今治市が呼びかけ人となり、造船企業を有する全国30自治体で海事産業の未来を共創する全国市区町村長の会を立ち上げ、政府に対し、共同で造船振興策を働きかけていこうという動きが出ており、令和2年12月8日に開催されるオンライン会議に参加予定という答弁がありました。 そこで、この会議の内容とその後の活動状況について改めてお尋ねいたします。 3問目のタイニーハウス建設普及の課題と事業展開について質問いたします。 今年3月、未来につなぐ西海の森づくり事業の一環として、小迎地区にタイニーハウス、小さな家のモデルハウスが建設されております。建設普及に向けた課題及び今後の事業展開について伺います。 4問目の職員の勤務状況についてお尋ねいたします。 最近、職員の体調不良や休職、中途退職が増加傾向にあるという話を耳にしますが、市長はこのような現状をどのように認識し、また、その原因について分析されているのか、伺います。 また、経験を積んだ職員の退職により、当該部署では職員の負担が増加し、新たな離職者が発生するという負の連鎖も危惧されております。抜本的な対策が必要と考えますが、市長の考えを伺います。 以上で登壇での質問を終わりますが、答弁によりましては再質問を行います。よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕田川議員の1問目、人口減少対策についてのご質問にお答えいたします。 私は令和3年第2回定例市議会の所信表明において、7つの項目を政策課題の柱に挙げました。西海市に住みたい、住み続けたいと思っていただける方を増やしていくためには、あらゆる政策分野において課題解決や改善を図り、総合的な満足度を高める必要があります。そのため、いずれの政策課題も重要でありますが、令和2年度に実施した市民アンケートでは雇用環境の充実の満足度が低く、かつ重要度が高いという結果が出ていることから、現時点では雇用創出や産業振興策の優先順位が相対的に高くなるものと考えております。 雇用創出の取組としましては、現在、大島地区工業団地の造成や企業誘致活動等にも取り組んでおりますが、これらの企業誘致による雇用の増加に加え、人口減少に歯止めをかけるには、西海市の地域資源を生かした持続可能な産業や経済循環をつくっていくことが重要だと思います。 洋上風力発電には約2万点の部品があると言われております。点検、補修に伴う関連産業の拠点を西海市に呼び込むこと、豊かな森林資源を活用した地域循環型の産業を創出すること、AI技術を導入したスマート農業、漁業への支援等により、地元後継者をはじめ、外部からの若手就業者を確保していくこと、また、新産業を創造していくために欠かせないIT技術にたけた人材が西海市を選択し、移住・定住を促すような環境を整えていくことなどを積極的に進めてまいりたいと考えております。 次に、2問目の西海市の産業振興についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の所信表明で脱炭素社会に向けたモデル地域づくりや産業、地域振興を強力に推進していくとしているが、具体的にどのように取り組んでいくのか伺うとのご質問ですが、令和3年第2回定例市議会における私の所信表明におきまして、脱炭素社会に向かうまち西海市を強力に推進するために、本年5月に新エネルギー政策課を設置いたしました。また、国が示した2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を達成するためには、市民一人一人の取組が最重要であることから、ゼロカーボンシティーへチャレンジすることを正式に表明いたしました。 現在、地域から脱炭素の動きを加速化する国の施策を取りまとめた地域脱炭素ロードマップにおいて、地域特性を生かし、市民の暮らしの質を向上しながら、脱炭素に向かう先行的な取組を支援する先行地域への指定に向けて手続を進めております。市役所全体といたしましても、カーボンニュートラルへの意識を持ちながら、各分野における二酸化炭素の排出量削減の取組を活性化することとし、その中でも新エネルギー政策課は行政内部の組織の枠を超えた横断的な役割を担うものと考えております。 本市は洋上風力発電の導入とGENESIS松島計画という脱炭素社会の実現に向けたアドバンテージを持っております。これらを踏まえた脱炭素への取組を市民、市内企業、行政が一体となって他の自治体に先行して推し進めるため、そして、カーボンニュートラルを目指す企業の投資を市内に誘導し、今後起こり得る再生可能エネルギーを活用した脱炭素という新産業による市内経済循環の仕組みづくり構築のため、今議会の補正予算に脱炭素社会に向かうまち創造事業を計上しているところであります。 次に、2点目のGENESIS松島計画について、今後、市としてどのような支援を行っていくのか伺うとのご質問ですが、去る4月16日、電源開発株式会社より松島火力発電所において石炭をガス化して燃やす技術を導入するGENESIS松島計画が発表され、市といたしましても、本市が脱炭素社会の先駆けの地となるよう、全力を挙げて協力するものであります。 その後、4月26日には松島地区行政区長会へ計画概要及びスケジュールの説明を行い、7月14日には大瀬戸地区行政区長会で環境調査概要やスケジュールを説明いたしました。また、電源開発株式会社は、大瀬戸町漁業協同組合をはじめ、西彼海区漁業協同組合組合長会などへ同様の説明を行っているとの報告を受けております。 これから環境調査などの進捗に合わせ、GENESIS松島計画の事業規模が明らかになるものと理解しており、経済効果につきましては、設備建設による雇用増及び地元経済の活性化はもとより、市民税及び固定資産税などの税収増、市営船NEW松島の利用客増加など、本市の雇用や地域経済に与える好循環の影響は相当なものであると期待しております。 松島火力発電所は、昭和56年に建設されて以来、約40年間にわたって日本の電力供給地域としての役割を果たし、多くの雇用や地元関連企業への発注や従業員の方による消費等々、地域経済にとって、なくてはならない存在であります。このように大きな歴史的意義のある脱炭素社会に貢献する計画を本市において実施していただくことに感謝するとともに、地域住民の皆様と発電事業者の関係について、これまで同様に良好なコミュニケーションを保つための調整役が市としての役割と考えており、GENESIS松島計画の実現に向けて積極的に協力してまいります。 次に、3点目の海事産業の未来を共創する全国市区町村長の会のオンライン会議の内容とその後の活動状況についてのご質問ですが、本会につきましては、厳しい経営環境にある海事産業の振興を図るための活動を行うことを目的として設立され、現在、全国32の自治体が参画し、さらに強固な組織基盤を構築するため、代表世話人である愛媛県今治市を中心に海事産業が立地する自治体へのさらなる参画を呼びかけております。 まず、前段の令和2年12月8日に開催されたオンライン会議の内容についてのご質問ですが、当日の会議は本会の発足式として、国会議員の来賓祝辞をはじめ、会員となる自治体の紹介、今後の活動内容が報告されました。 次に、後段のその後の活動状況についてのご質問ですが、発足式を含め、これまで全てオンライン形式での会議が計4回開催され、おのおのの自治体における造船業の現状についての意見交換を行い、国への要望書が取りまとめられた上、6月10日の会議では、海事関係の国会議員や国土交通省海事局長に対し、海事産業への支援を要望いたしました。 この会議では、長崎県内の関係自治体の首長として唯一私が出席し、ゼロエミッション船等の開発、実用化に向けた取組に対する先進的技術開発の支援や公正な市場の確保のためのWTOへの提訴を求めました。また、事前に株式会社大島造船所との意見交換でいただいた税制面での優遇措置や政府系金融機関の長期低利融資などの支援について強く要望したところであります。本会として取りまとめられた要望書については、会議に出席いただいた国会議員を通して政府へ提出いただいた旨の報告を受けております。 また、これまでの会議による意見交換等を踏まえ、7月中に本会会員による国会への要望活動を行う予定で日程が調整されておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大により首都圏において緊急事態宣言が発令されたため、対面での要望活動が延期になっております。 今後も継続して積極的に参加し、全国の会員自治体と連携を図りながら、国に対し、海事産業への支援策を強く要望してまいります。 次に、3問目のタイニーハウス建設普及の課題と事業展開についてのご質問にお答えいたします。 小迎地区にタイニーハウスのモデルハウスが建設されたが、建設普及に向けた課題及び今後の事業展開について伺うとのご質問ですが、タイニーハウス西海モデルは、市内人工林の94%を占めるヒノキの需要拡大と地産地消による地域産業の活性化に資することを目的に、モデル棟として建設したものであります。最小限の物しか持たないミニマルなライフスタイルがコンセプトであるため、床面積が23平方メートルと小規模ですが、平均的な木造住宅と比べると、単位面積当たりで2倍以上の木材を使用しているだけでなく、このうち市内産ヒノキ無垢材の割合が約50%を超えており、大変ぜいたくな仕様となっております。 今回の建設に当たっては、昨年7月、市内の建築・建材業や森林組合、地域商社などで設立されたタイニーハウス西海モデル開発研究会をはじめ、多くの関係者の協力を得て、製材品の調達や乾燥、加工など、様々な工程をクリアして完成しましたが、今後の建設普及に向けた主な課題として、大工さんなどの職人の確保と技術格差の解消、低コスト化、乾燥材の生産が挙げられます。 大工さんなどの職人の確保と技術格差の解消及び低コスト化については、プレハブ工法などと違い、木造軸組み工法では職人の技量の差が仕上がりや工期に大きく影響することから、専門家を招聘して部材や構造の簡略化を図り、できるだけ技術力を要せず工期短縮や低コスト化につながるセルフビルド化も可能となるよう進めてまいりたいと考えております。 また、乾燥材の生産につきましては、市内では人工乾燥ができず、市外に依頼するためコストが割高になっております。このため、市内での自力乾燥を目指し、今年度採択された林野庁の「地域内エコシステム」モデル構築事業において、チップなどのバイオマス熱エネルギーを活用した木材乾燥機の開発を検討しているところであります。 なお、見学者のアンケート調査によりますと、タイニーハウスの使用目的は週末移住用が最も多く、次いで住居やテレワーク、趣味や作業小屋が同数で、想定以上に使い方が多岐にわたることが分かりました。今後は新型コロナ感染防止に配慮した上で見学会を行い、セルフビルド化を含め、ニーズに合ったさらなる改良を行い、量産化に向けて支援するとともに、市としての活用方法を検討してまいりたいと考えております。 次に、4問目の職員の勤務状況についてのご質問にお答えいたします。 職員の体調不良や休職、中途退職が増加傾向にある現状認識についてのご質問ですが、職員の体調不良や休職につきましては、近年、身体的、またはメンタル疾患により病気休職となる職員が増加傾向にありましたが、令和元年度の病気休職者数9人をピークとして、令和2年度には3人、本年度は1人と減少に転じております。 休職中のサポートとしては、専門の臨床心理士等が常駐する事業者へ職員援助プログラム業務を委託しており、対象職員への適切な助言及び人事担当部署への効果的な支援を行っております。また、休職者の復職に際しては、毎月1回、産業医面談による助言や支援をいただいており、職員援助プログラム委託業者の助言と併せて、復職に向けた試し勤務を実施するなど、職員の状況に応じた支援を行っております。今後も引き続き職員のメンタルヘルスケアの推進や職務能率の向上及び精神保健の保全に努めてまいります。 次に、職員の中途退職については、個々それぞれに異なる理由があるものと認識しておりますが、これまでの業務に加え、新型コロナウイルス感染症対策や権限移譲などにより新たな業務が増加している問題等もあろうかと考えております。このようなことから、人事異動による職員の配置や部局を超えた応援体制の構築と併せ、一人の職員に業務が偏らないような業務配分を行うよう、人事担当部署を通じて各管理職へ指示をしているところであります。 しかし、近年の若い世代の中途退職については、1つの職業に腰を据えて取り組むという従来の価値観とは異なり、自分のやりたいことをやっていくという若い世代の価値観も多分に反映されていると思われます。仕事に対するモチベーションを保つためには、適切な人員配置に努めるとともに、職員が上司に気軽に相談できるなど、風通しのよい職場づくりが重要であると考えております。今後は若い職員の考えも取り入れながら、中途退職者の減少に向けて取り組むとともに、採用試験の実施や外部人材の活用など、人材確保にも努めてまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) ご答弁、本当にありがとうございました。これまでで初めてぐらいの前向きな答弁じゃなかったかと思います。ありがとうございます。 それで、人口減少問題につきましては何度も質問して、同僚議員もこれまでもされたわけですけれども、ここに皆さんに資料を配付しておりますけれども、西海市の人口の推移、これは合併前ですけど、1980年は4万1,000人、そして、現在2万六千何百人ですかね、2040年には1万7,000人、これはそれぞれ統計によって変わってくるんですけれども、かなり大幅に減少しております。これに伴い、働く人、そして子どもたち、お年寄りの方々、随分そちらも減少していくわけですけど、まちとして存続するためには何が必要かと。やっぱりこれだけ広大な土地で、人口は本当に大切なことじゃないかなと。 今、市長から7つの課題ということで説明がありました。1番から7番まで、それぞれ本当に大事な取組でありまして、西海市に住んでみたいという方にとって、医療、福祉、教育、産業、全て大事なんですけれども、やはり抜本的な対策を本当に思い切ってやる必要があるんじゃないかなと。 そこで、質問ですけれども、毎年500名近くの方がいなくなる。人口減少ですね。具体的に500名ですけれども、その内訳ですね。自然減なのか、あるいは自然動態、あるいは社会動態について、具体的にもし分かれば。 加えて、人口減少は各課で危機感を共有してもらいたいんですけれども、表を見ていただくと分かりますけど、2040年には15歳以下の年少人口が1,585人、西海市全体で20年後には中学生以下、赤ちゃんまで、たった1,585人、これが控えている。これについてどういう教育をしていくのか。これは教育委員会の教育長に質問いたしますけれども、この2点をよろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 政策企画課長。 ◎政策企画課長(山下幸一) ただいまの人口の減少について説明させていただきます。 令和2年度になりますけれども、転入が839名ありまして、転出が991名、社会減としましてマイナスの152名でございます。自然減としましては、出生159名に対し、死亡が470名、マイナス311名、社会減、自然減を合わせまして、平成2年度は463名の減となっております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 渡邊教育長。 ◎教育長(渡邊久範) 年少人口が2020年から2045年まででほぼ半減するというデータでございますけれども、教育の立場から考えますと、今、学校が適正化ということでかなり整理されてきたわけですけれども、さらに25年後には約半分に減るということになります。そういう意味で、今、統廃合して、ある一定規模の学校になったんですけれども、それがさらに半分になるということで、非常に厳しい状況だなと感じております。 今後、学校が減っていくと、さらに子育てとかそういう面で魅力が薄れて、さらに外に出ていく人も考えられると思いますので、何とか食い止めなきゃいけないなと考えています。思い切った政策が必要なんでしょうけど、例えば、市外から来てもらえるような、今、高校でいえば大崎高校が野球部の関係で半数ぐらいは市外から来ていますけれども、小・中学校においても、移住を伴う市外からの方を増やす政策、そういったことを--出ていくのを止めるのはなかなか難しい部分もありますけれども、出ていくのをなるべく減らし、さらには外から移住を増やす、そういったことをしないと、子どもが減って学校がさらに減って、ますます負のスパイラルで人口が減るということになりますので、そういう外からも入れるというようなことも考えたいと思います。 また、ふるさと教育ですね、地元に残りたいという子どもを増やしていくことも大事だと思います。そのためには、学校での教育はもちろんですけれども、ふるさとで生活できる。医療にしても、雇用にしても、そういったところを整備しながら、ふるさとに残る子どもを増やしていくと、こういったことが必要かと考えております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) すみませんね、突然の質問で。これはいずれそういう時代がやってくる。そのためには今それぞれの課で何をすべきか。市長も大変忙しいですので、一人一人がその危機感を共有して、自分たちの課でそれが阻止できないか、人口を少しでも減らさない、むしろ増やしていこうという施策を考えていただきたい。それが西海市の発展につながると思います。 今回の質問はこれが大きなテーマで、全てが同じことにつながっておりますので、次に、具体的に産業、これは本当は産業人口も言いたかったんですけど、同僚議員が今日の一番最初に雇用を図ってもらいたいという質問がありました。しかし、働こうにも、雇用を図っても働く人がいない、こういう状況がいずれ生じてくるということでもありますので、十分注意して、みんなで頑張っていこうということでお願いしたいと思います。 次に移ります。 2点目の産業振興についてということですけれども、具体的に脱炭素社会に向けたモデル地域とか地域振興ということ、これはすばらしい文言ではありますけれども、もっと各論で言って、こういうことをやろうじゃないかとか、言葉もたくさんあって、所信表明の中でも脱炭素社会とか、ゼロカーボンシティー、カーボンニュートラルを含めて、だから、どうなんですかと。私たちは何をすればいいんですか、それぞれの担当課で何をすればいいんですか、脱炭素のために市民は何をすればいいのか、これが分かってきませんので、市長は優秀だから分かっていると思いますけど、ちょっと教えていただければと思います。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 確かに脱炭素社会、これに向かっていることは間違いないと。しかしながら、じゃ、脱炭素社会というのはどういうものなのかと。それを説明できるかというと、非常に難しい。 現在、私もSDGsですね、脱炭素もそうなんですけれども、それプラス、デジタルトランスフォーメーションですね、これに向けた中で、今、商工業者、そしてまた農業者、漁業者、庁舎内でも今ずっと協議を進めております。特に、若手の皆さん方を集めてお話ししているんですけれども、庁舎内でまず最初に出てきたのは、やはりペーパーレスなんです。ペーパーレス、そこからいこうかということで、じゃ、ペーパーレスとは何なのかということで、取り組めることですね。私が今指示したのが、この庁舎でペーパーを年間どれだけ使っているのかと。それをトンとして、重さで出してくださいと。それが二酸化炭素にどれだけ匹敵するのかということを調べさせたところであります。その中で、今ちょっと記憶は定かでないんですが、重さとして紙の消費量が約20トンだったかなと思います。その紙を生成するために、そしてまた、これは生成するためだけなんですけれども、それを今度運送するとか運搬する等、いろいろ入れたらもっともっと大きくなると思うんですが、約34.1トンだったですかね、それくらいの二酸化炭素に相当すると。今、脱炭素社会ということですから、全てにおいて二酸化炭素に換算して数値化していくこと、そこから始まるんじゃないかなと思っております。 そういう中で、もう一つは、公用車に対するEV車の導入ということを進めていきたいというふうに思っているところで、いろいろこれから各論については出てくると思いますけれども、今取り組むべきところは、まずはそこから入っていこうかなというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) ありがとうございます。それはあくまでも庁舎内のことで、それはそれで進めていただきたいと思います。紙を使わないというのはできると思いますけれども、先ほど答弁の中に、地域脱炭素ロードマップにおいて先行地域に臨みたいと。であれば、やはり市民に対して脱炭素社会とは何でしょうか、あなたにできる脱炭素の協力はどういうことですということを早めにつくって周知していただきたい。 そこで、今回、全ての部署で、先ほども言いましたように、市長がこういう話をするのであれば、自分たちに何ができるかというのは、市長の命令じゃなくて、指導じゃなくて、そういう提案をしてもらいたいと。後からまた似たような質問をしますけれども、ぜひこれはお願いしたいと思います。 次に、2点目に行きます。 GENESIS松島計画について、支援ということで、答弁書では脱炭素社会の先駆けの地となるよう全力を挙げて協力すると。これは前向きな答弁ではございますが、具体的にどういう協力をされていくのか。前回、昨年12月は電発さんとあんまり話していないとか、造船所とかということで少し私もヒートアップした経緯もあるんですけど、今回は十分話をされて、どちらにも行かれていて、うれしく思っているんです。こういうふうに協力していきたいけれども、どういう協力をしていくのか、その点については今後も協議するんでしょうけど、もしその点についてのご協議があれば、西海市に電発が望むこと、西海市が電発に対してできること、あるいはまた逆ですね、それが分かればお知らせください。 ○議長(宮本一昭) さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(村野幸喜) このGENESIS松島計画でございますけれども、議員ご承知のとおり、今、環境アセスのほうを実施しておる段階でございます。我々もこの計画が打ち出されたときに、電源開発株式会社のほうに今後のスケジュール等についてお尋ねして、我々として何ができるのか、そういったことをお話ししたこともございます。まだ今のところ環境アセスを実施した後にということですので、具体的なことについては電源開発株式会社のほうから公表されていない状況でございます。 システムについては会社内部ではほぼ決定なんでしょうけれども、例えば、それに伴って設備投資がどれぐらいあるのかとか、あと、資材の運搬等についてどれだけ航送船が必要なのかとか、そういったことについても具体的には教えていただいていない状況でございますので、多分、J-POWERとしましては環境アセスを進めて、確実にやれるとなったタイミングでそういった話になってくるのかなというふうに理解しているところでございます。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) ありがとうございます。今、具体的にまだまだ詰めるところがあるということですけれども、前回、私が質問したときに、火力発電所については木材チップを石炭の代わりにすることによって高効率という考え方もできるということでございましたので、そういう点も含めて、次の質問にも関連しますけど、いろんな提案をして、詰めていっていただきたいと思います。これは要望で終わっておきます。 次に、3問目、大島造船所の件について質問いたしますけれども、その前に書画カメラをお願いします。 ここで、地元で、多くの方が実はよくご存じじゃないけれども、大島造船所が日本で、そして、世界でどの程度の順位にいるのか。あの黄色いのが韓国です。青が日本。それで、青の1番目が今治造船、2番目が日本の合弁会社ですね。そして、3番目が大島造船所、これですね。造船所が世界で11位です。こういう誇りを持っていただきたい。働いている方の中にもそういう意識を持っている人が少ないみたいなんですよ。ですから、ぜひ日本で3位、そして、世界的に見ても11位にある。 先ほど市長が造船所を有する32自治体で今治市さんがやりました。私はその前に、西海市の市長がまずやってくださいというお話をしていたと思うんですけど、残念ながら今治市さんが持っていってしまいました。日本で3位ですので、本当は市長が、ああ、杉澤さんがやったねと言ってもらいたくて言ったんですが、残念なことですけど、その後、頑張ったということですけどね。長崎県で唯一そういう会議に出席した。コロナはあってもリモートでできますので、できれば今後はもっと全面的にそういった活動を--もう長崎、佐世保に負けないんですよ。人口規模では長崎、佐世保のほうが多いんですけど、ぜひそういう意気込みをもう一度、リーダーシップを取りますよと言っていただけますか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) リーダーシップをということですけれども、この会議ですね、やはり全国規模になりますと、これは造船だけじゃないんですね。海事産業といって全てが入りますので、海運業等も入ってきます。当然そのサプライチェーンの港の整備とか、そういうものも入ってきますので、造船に限定したものではないということで考えていただきたいと思います。 そして、そのグラフでありますけれども、それは当然私も承知しております。今、韓国が一番上だということも分かっております。ただし、大島造船はもっともっといいというふうに思っております。というのは、韓国の構造的な問題があるということで、今回、LNG等につきましては、今年、約80%から90%は世界のシェアを取っております。しかし、構造的に非常に問題があるということで、かなり国としては首を締めているような状況だということも認識しておりますので、そういう中で、大島造船というのはずば抜けているという意識を持っておりますので、議員が言われたそういうプライド、矜持を持ってこれを進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) ありがとうございます。プライドを持って取り組んでいただけるということですけれども、韓国、中国、赤が中国なんですけれども、どちらも国が積極的に支援しているという現状がございます。先ほどの協力会議で全国に働きかけて、国に要望した。これは自由競争の中で果たしてその業界だけに支援ができるか、いろいろ問題はあると思いますけれども、日本は海に囲まれておりますので、やっぱりここはよその国に負けないぐらいの思い切った国の支援が必要だと思いますので、今後も引き続き、より力を入れて支援要請をしていただきたいと思います。 次に、タイニーハウスに行きたいと思います。 お手元に資料があると思いますけれども、これは長崎南部森林組合の小冊子に掲載されていたものですけれども、こうやって何度も何度も言ううちに、こういうすばらしいモデルが出来上がっております。ちなみに、ここには書いておりませんけど、私が聞いたところ、当時は500万円ほどの予算じゃなかったのかなと。それよりももっと廉価にということで、今後図っていくと思いますけれども、このタイニーハウスは市長も非常に前向きな答弁で、以前に副市長に聞いたら、もうあれで終わりですよというようなことで、今日は少し厳しく言おうかなと思ったんですけど、広げていきたいということですので、喜んでおります。 そこで、せっかくですので、市長の答弁にもございましたけれども、タイニーハウスはここで終わらせずに、タイニーハウスビレッジ、そういうのを今後検討していただければ。なぜかといいますと、建設というのが一番お金もかかるし、特に一軒家はですね。それに伴って、いろんな産業、建設、土木、設備屋さん、電気屋さん、そういう人たちが関わってきますので、今そういう経済的な公共投資という観点からひとつ検討していっていただきたいんですけれども、市長、お願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) この答弁書にも書いておりますけれども、見学者のアンケート調査によりますと、やはり使用目的というのが週末移住用、そしてまた、テレワーク、こういうのも入っております。そしてまた、趣味、作業小屋と非常に多岐にわたっているということで、それなりの需要があるものだと思っております。 今、議員が提案されたタイニーハウスビレッジというような形での取組はどうかということでございますが、それにつきましても一つのご提言として、本当に前向きに考えていかなければならないのかなと思っております。それもタイニーハウスだけじゃなくて、今度は特化したものでなくて、やはりそういう外部からの人たちの移住を進めるための住居というのもこれからは必要になっていくものだろうと思っているところであります。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) ありがとうございます。答弁書にもプレハブ工法、木造軸組み工法等で、いわゆるキットをつくるということだと思いますけれども、以前もお話ししたように、実は韓国にも長崎南部森林組合は材木の輸出をしております。そして、東南アジアを含めて、大きな災害がある中に、家屋倒壊とか、そういう事例も見えます。日本は補助金、支援金を出すわけですけれども、50億円、100億円出して、被災者にどれだけ直接渡るのかな、そういう考えもありますので、できれば西海市のこういうキットを大量に国が買い上げて造ってもらうと。西海市からもらった仮設住宅はすばらしいね、こういうふうにやってもらいたいわけです。 今回、ご存じだと思いますけれども、テレビ等でぼっちキャンプですね。家族でみんなで焼き肉をしようとか、コロナによってこの2年間でライフスタイルも大きく変わって、自然の中で静かに暮らしたい。5月には伊佐ノ浦公園にも大変多くのキャンプがなされて、先日も神浦川には100張ぐらいいたんじゃないかなというぐらいテントがありました。そういう人たちの潜在的なニーズがございますので、伊佐ノ浦公園のコテージも1年前から予約が殺到していることを考えると、必ず今からは低コスト化を図ると、タイニーハウスビレッジを一つのきっかけとして、レンタルで始まって、そして、家庭に、おじいちゃん、おばあちゃんの隠居小屋とか、ここに市長が言われたように、私たちが考える以上に多様な使い方があるんじゃないかということもございますので、これに向けて、市長、もう一回、各地区にやってみようかなとか、くどいようですけど、よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今、タイニーハウスの問題なんですが、その前の質問の中で、新産業というところで申し上げましたけれども、これから西海市の木材を利用した形の産業を興していかなければならないという思いであります。これも人口減少の、循環型社会をつくっていくということが一番大切であろうかと思います。 そういう中で、タイニーハウスの普及というのは一つの突破口かもしれないというふうに思っております。タイニーハウスを普及するということは、まず、地元の林業者から始まって、加工業者、そして建設業者まで回っていきます。そういう中で、今度は西海市内の消費者ということにまた広がっていけば、市内循環型の経済というものにつながっていきますので、そういう面では本当に有効な手だてではないかなというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) もう一回質問しますけど、この答弁書をよく読むと、市内で自力乾燥を目指す。実際、私もお話を聞いたら、市外まで乾燥してもらいに行って、せっかく西海市産のものを市外の乾燥機にかけて割高になったという話を聞きます。長崎南部森林組合等でも協議されて、しかし、非常に高額になるという話で、乾燥機の導入に向けた支援、あるいは働きかけ、そしてもう一つ、最初のさっきの質問にもかかってくるんですけど、脱炭素、カーボンニュートラル、木材チップにすることによってボイラーで乾燥する。これは循環型ですので、そういう発想から、木材チッパーという話なんですけど、その点、乾燥機の導入に向けての働きかけ、あるいは木材チッパー購入を検討していただけるのかどうか、辻野部長お願いします。 ○議長(宮本一昭) 西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(辻野秀樹) ただいまのご質問にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、木材の乾燥が市内ではできないということで、今現在、諫早市あたりに乾燥のほうをお願いしておるところでございます。 先ほど市長の答弁にもございましたけれども、今年度採択をされました林野庁の事業で、「地域内エコシステム」モデル構築事業というのがございます。その事業の中で、市内での木材乾燥の体制を何とか構築できないかと考えております。またあわせまして、木材チップ等につきましても、例えば、農業用ハウスでの使用とかというのも今年度検討をしていくことといたしておりますので、木材乾燥の取組ですね、そういうのも積極的に進めていきたいと思っております。 また、ちょっと追加で申し訳ございませんが、タイニーハウスにつきましては、今、雪浦地区で活動されている組織の皆さんが、住んでよし・訪れてよしの観光まちづくり構想という事業の計画を今されておりまして、その中で、移住用としてタイニーハウスの建築を今計画されております。ここにつきましても、私どもにとっては大変いい取組をしていただいておりますので、何とかこの取組も一つのきっかけとなってタイニーハウスの普及拡大ができればいいなと思っております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) ありがとうございます。市ではなくて、そういう任意団体がしてくれる、私はすばらしいことだと思いますけど、なぜ市でしないのか。そこなんですよ。理解していないんじゃないかな。もっとやろうじゃないかというやる気ですね。市長もジャパネットたかたの元社長さんですね、3つの視点ということで言われていますので、後で教えてください。 そこで、次の4問目に移りたいと思います。 ここで非常に職員が、市長答弁でもございましたが、コロナとか、あるいは大雨、聞くところによると、今回、私もコロナワクチンで土日に2回ほど行ってまいりましたけれども、保健福祉部の皆さん方、担当の人たち、ほかの職員の皆さんもそうだと思いますけれども、土日返上で頑張っておられる。本当にありがとうございました。お疲れさまです。それとまた、今回の大雨でも、大雨災害の中、待機されて、中には女性職員の方も避難所で待機されていた。雨が降った後、担当の方を含めて、それぞれの方が現場に行って確認して、その間、そういう業務とは別に、市民の苦情とか問合せで本当に疲弊していたんじゃないかなと思うんです。 そこで、職員がやる気が持てるようにしてもらいたい。きついのはきついと思います。そのときに、どうやってそういう部署間で、あるいは上司から労のねぎらいがあるのか、一番大事だと思いますので、市長、今回コロナの担当の保健福祉部、あるいは建設部等に、きつかったなと出向いて、そのときは無理かもしれませんけど、改めて副市長かどちらか、ちゃんとそういう意思で行かれましたか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) なかなか自分の口からはそういうのは非常に言いにくいんですけれども、コロナワクチン接種者のところには何度か顔を出させていただきました。それと、建設関係では、部署には行っていないですけど、現場等に出向いたときに、皆さん方、水道も含めて一生懸命頑張っておられたと。そういう中で、声かけはしております。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) お忙しい中、また、コロナ禍の中でそれぞれの部署を訪ねるのは非常にためらう部分もあるとは思いますけれども、できればそれぞれを回って、お疲れといって、お金持ちですから、何かお菓子の一つでも持っていってやれば喜ぶんじゃないかなと思うんです。 そこで、とにかくやる気が大事。辞める人、あるいは若い人というか、公務員に対する意識が変わってきた。もっとよりよい職場がというんですけど、よりよい職場にすればいいんじゃないかなと。よりよい職場を設けるんじゃなくて、よりよい職場だと思って応募したわけですよね、試験を受けて。であれば、よりよい職場にしていただきたい。昨年、前期は職員提案制度があって非常にうれしかった。いろんな提案を受けた。聞くところによると、職員提案もなかなか出しても駄目出しで、出さないほうがましという話もちょっと耳にしたりするんですよね。これはまさしく損失だと思います。 この点は簡単に何件ぐらい今あっているのかということと、これは部署のモチベーションという言葉がございましたけれども、モチベーションを上げるためには何をすべきなのか。職員の皆さんの中には、珍しい資格ですね、貴重な資格、建築、福祉を含めて、そういう人たちが専門分野にいないんじゃないか。せっかくこういう資格を持っているのに、違う部署にいるよ。あるいは保健福祉部やったら保健福祉部でスペシャリストになっているのに教育委員会に回された。教育委員会のスペシャリストが税務課に回されたとかね、それはいろいろ若いうちは必要だと思います。しかし、西海市になると業務も多くなりますので、やはりスペシャリスト、これが重要だと思いますので、そういう人事配置についてどういう協議をされているのか、お願いします。 ○議長(宮本一昭) 山添総務部長。 ◎総務部長(山添秀士) まず、1点目の職員提案については、ちょっと今ここに資料がございませんので、後ほど答弁させていただきます。 それと、専門分野等の職員というのはどのような人事配置をしているのかということですけれども、組織については毎年1回、部間で、保健福祉部であれば保健福祉部の課、建設部であれば建設部の課を呼びまして、うちのほうが現在の仕事量であるとか懸案事項であるとかをヒアリングしております。その中で、人間が足りないとか、今、田川議員が言われた専門的な人材が欲しいとかよく言われることもございます。うちとしても、その辺のところの意見を吸い上げまして、できるだけ4月1日、早い段階での人事異動もありますけれども、そういった部分に生かしてまいるような形で今は実行しているところですけれども、何分にも専門分野の職員、例えば、土木とかそういった部分については、毎年、人事採用、募集をしておりますけれども、人材的にもなかなか入ってこない状況であります。ですので、今後についても、できるだけそういった人材を雇用できるような形で募集についてはやっていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) ありがとうございます。今、新しい専門職を導入したい、採用したいということですけれども、既にいるベテラン、あるいは有資格者、こういう人たちの意向調査をしてもらいたい。山添部長はやっぱり人事のトップですので、なかなか言いたくても言えないと。あるいは今の職場に対するそれぞれの部署での思いとか悩みとかいうのがどうやって伝わっているのか。違うところに行けば力を発揮するのになとか、あそこに行ってやってみたいとか、そういうのが生まれてくると思いますので、あと1分ですので、今後の職員の希望についてどういうふうに思いを吸い上げるのか、簡単によろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 山添総務部長。 ◎総務部長(山添秀士) 意向調査については毎年1回やっております。その中で、ご本人さんの希望もありますし、当然、うちとの組織上、合わない部分もございますけれども、できるだけ本人の特性を生かした形で今後は人事異動に反映してまいりたいというふうに思っております。 以上です。
    ○議長(宮本一昭) 川原総務部次長。 ◎総務部次長(川原進一) 職員提案の件数ですけれども、令和2年度が6件、令和元年度が9件ということで、大体10件前後ぐらい毎年あっております。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) ここは時間がありませんので、その9件の内容、6件の内容、そして、それがどういうふうに実施されたかというのはまた次の機会にと思いますけれども、やはり情熱を持ってまちづくりをしていただきたい。私に任せろ、僕に任せろ、あるいはまた、先ほど言いましたように慰労をすることによって、職員に直接頑張れよと言うことによってやる気が出る。ああ、杉澤市長のために頑張ろうじゃないかという職員が一人でも増えないと、辞めてしまおうかなとなってしまいますので、市長、情熱をお持ちだと思いますので、より情熱を持って市政運営に取り組んでいただきたいと思います。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮本一昭) これで田川正毅議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全て終了しました。 次回本会議は明日9月8日午前10時から開きます。所定の時刻までにご参集願います。 本日はこれで散会します。お疲れさまでした。     午後3時05分 散会...